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退院証明書について

退院証明書について

今回は、医療機関を退院する際に発行される「退院証明書」についてご説明致します。

退院証明書とは

入院をされた方はご存知かと思いますが、医療機関を退院する際に入院費請求書等と一緒に退院証明書という書類が渡されます。 退院証明書には、患者さんの氏名や生年月日の他に、保険医療機関名や入院日数、傷病名等が記載されています。
実際退院時に書類を渡されても、退院証明書ってなんだろう…?生命保険の請求に使えるんだろうか…?など、何に使用するのか分からない方も多いと思います。
退院証明書とは、患者様が退院された3カ月以内に、入院していた医療機関以外で入院する際に、入院先の医療機関に提示して頂く必要があります。
その為に、退院時に退院証明書を発行しお渡ししています。

なぜ退院証明書が必要なのか

診療報酬算定において、同一疾病で180日を超えて医療機関に入院している場合、入院料の一部が保険適用されず、自己負担になる場合があります。
これは、同一の医療機関の入院日数だけでなく他医療機関へ再入院した場合も、同一の症状であれば入院日数を通算して計算されます。
その為、退院後3カ月以内に同一症状で再入院する際は、入院医療機関へ退院証明書を提示し入院日数の確認をしてもらう必要があります。


当院では、退院時に必ず退院証明書を発行させていただいております。
もしお手元に届かない場合は、医事課へお申し付け下さい。
また、退院証明書は使用の是非に関わらず、退院後3カ月間は大切に保管して下さい。

常磐病院 医事課
服部亮子