謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は当医療グループに格別のご支援とご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。
2024年は、医療を取り巻く環境が大きな転換期を迎えた一年でした。高齢化社会への対応、地域医療連携の強化に加え、物価高騰と診療報酬の乖離といった課題が顕在化し、医療の在り方そのものが問われる局面となりました。そのような状況の中でも、私たちは「患者ファースト」「地域ファミリー」の理念を貫き、質の高い医療サービスの提供に全力を尽くしてまいりました。
私たちの理念である「一山一家」には、地域(一山)を一つの大きな家族(一家)と見立て、互いに支え合いながら共に歩むという強い思いが込められています。この理念のもと、地域の皆様が家族のように助け合い、健やかに暮らせる社会の実現を目指し、日々の診療に取り組んでおります。一人ひとりを大切にし、誰一人として取り残さない、温かく支え合う地域社会の構築が私たちの使命です。
本年はこの理念をさらに深化させ、以下の取り組みを重点的に進めてまいります
・【地域医療・介護機関との連携強化】
切れ目のない医療と介護の提供体制を構築し、安心できる地域社会を実現します。
・【在宅医療の充実】
高齢の方々が住み慣れた地域で安心して暮らせる環境づくりを推進します。
・【予防医療の推進】
地域全体の健康増進を目指し、病気の予防と早期発見に力を入れます。
職員一同、これまで以上に努力を重ね、「一山一家」の精神で皆様の心に寄り添い、地域の健康と幸せに貢献する医療を実践してまいります。また、医療の枠を超えた新たな価値や心が躍るような笑顔をお届けする存在として、地域全体を盛り立てる活動にも邁進する所存です。
本年も変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
皆様にとりまして、新しい年が希望に満ちた素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
ときわ会グループ会長 常盤 峻士