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子宮頸部腫瘍について子宮頸部腫瘍について

細胞診 日母分類 クラスⅢa クラスⅢb クラスⅣ クラスⅤ
ベセスダシステム LSIL HSIL SCC
組織診 CIN分類 CIN1 CIN2 CIN3
子宮頸癌取扱規約分類 軽度異形成 中等度異形成 高度異形成 上皮内癌 微小浸潤癌

※上記は細胞診・組織診の分類であり、がん進行期分類ではありません。

※上図イラストは左から順に、子宮頸癌 Ib期(子宮頸部に限局)、IIb期(癌浸潤が子宮頸部を越えています。)、IIIb期(癌浸潤が骨盤壁に達します。)を示しています。

 ヒト・パピローマ・ウイルス(HPV)の感染が発生要因のひとつと言われています。20代、30代の女性に比較的多く発症します。前がん状態である子宮頸部高度異形成や上皮内癌では妊孕性温存が可能で、妊孕性温存手術をfirst choiceに治療にあたっております。当院では子宮頸部円錐切除術における出血を軽減するため超音波メスやレーザー・メスを主に用いています。子宮頸部軽度異形成~中等度異形成に関しては半数程度の方が経過観察中に自然治癒することから3~4ヶ月ごとの定期的な検査あるいは子宮頸部レーザー蒸散術(短期入院手術)をお勧めします。また、一部の子宮頸部高度異形成・上皮内癌患者様に関しては子宮頸部レーザー蒸散術を適応する場合があります(生殖可能年齢の方)。いずれに関してもよくご相談のうえ治療法を選択してください。
 子宮頸癌(浸潤癌)では浸潤程度に応じて準広汎子宮全摘出術、広汎子宮全摘出術、超広汎子宮全摘出術、広汎性子宮頸部摘出術(妊孕性温存手術)、放射線治療(抗がん剤併用)などを行います。
当院では「子宮頸癌治療ガイドライン 2011年版 日本婦人科腫瘍学会編(金原出版)」に基づいて治療方針をご説明し、ご納得いただける治療が提供できるよう努めています。

2016年4月