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CTスキャンCTスキャン

CTとは、Computed Tomography (コンピュータ断層撮影法)の略語です。
CT装置はX線を放出する管球とその検出器が対となり、患者さんの体の周りを回転してデータを収集しコンピュータで断層画像に再構成・表示します。
患者さんが入るCT装置の円筒部分の外側のドーナツのような部分の内部には、通常1対(当院は最新機種のため2対)のX線を発生する 管球と、 管球から放出され人体を通過したX線の量を測定する検出器が向かい合うように位置しています。

患者さんの体の周囲を回転しながら連続的に 管球から放射されたX線を、反対側の検出器で捕らえ、コンピュータで体を“輪切り状態”にした断面像を構成することで患者さんの体の中の構造を詳しく調べることができます。
CT検査は、骨や臓器を比較的短時間で画像化することができ、検査時の痛みもない為、現在では、たくさんの医療現場で患者さんの診断に使用されています。

撮影の流れ

  • 1.寝台に仰向けに寝ていただきます(図1)。
  • 2.寝台が上昇し、図2の位置まで中に入ります。
  • 3.装置からの「息を吸って、止めてください」という放送に合わせ、呼吸を止めていただきます。
  • 4.撮影が始まり、寝台が動きます。
  • 5.「楽にしてください」という放送で撮影が終了となります。
  • 6.寝台が元の位置に下がるまでお待ちいただきます。
  • 7.検査終了です。
    ※検査の種類により、体位や息止めが変更になる場合があります。
    ※画像の乱れを防ぐため、撮影中は動かないよう、お願い申し上げます。
    ※その他、ご不明な点は撮影スタッフまでお尋ねください。

フラッシュスパイラル(Flash Spiral) 撮影

2管球CT装置の特長である2対のX線管球と検出器が、「2つの螺旋軌道(スパイラル)を描きながら」同時にデータを収集することにより、より幅広い撮影範囲を瞬時に収集することが可能となりました。

この撮影方法では、従来のマルチスライスCT装置と比べて、 4倍以上という超高速な撮影速度を得ることはもちろん、撮影時間の短縮により被ばくに関しても大きく低減することが可能となりました。

Flash Speed. 息止めナシ

従来の一般的CT装置と比較して4倍以上という業界最速度である最速43cm/秒の超高速撮影スピードを実現。
成人胸部全体のスキャンを0.6秒程度で撮影することに成功しました。
特に、超高速撮影は息止めの困難な患者さんや、小児のCT検査、救急患者さん等の撮影において有用な機能であり、広範囲を短時間で撮影できることはとても重要です。
また、心臓などの動く臓器の撮影においても非常に有用です。

症例

甲状腺がん

  • ①造影撮影(矢印:甲状腺がん)
  • ②3D表示(矢印:甲状腺がん)

右冠状動脈狭窄症

  • ①3D画像(矢印:狭窄部位)
  • ②MIP画像(石灰化を表示)(矢印:狭窄部位)
  • ③右冠状動脈のみを様々な角度で表示
    (矢印:狭窄部位)
  • ④右冠状動脈を仮想的に伸展させて表示
    (矢印:狭窄部位)
    ※胸痛や胸が締め付けられる等の症状がある場合は医師にご相談ください。

尿管結石

  • ①矢印が尿管結石(白色)
  • ②結石分析表示
     赤:尿酸結石
     青:上記以外(シュウ酸結石等)
  • ③冠状断面表示
  • ④矢状断面表示

CTU

造影剤を使用して泌尿器系臓器のチェックを行う。

  • ①腎臓
  • ②尿管
    尿管結石等、異常がある場合、
    欠損像として描出される。
  • ③膀胱
    腫瘍等、異常がある場合、
    欠損像として描出される。

ASO:閉塞性動脈硬化症

  • ①MIP画像(血管の石灰化を表示)
  • ②VRT画像(血管の走行を3Dにて表示)矢印が血管狭窄部位。血流が低下。