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福祉用具について勉強会を行いました

2014年06月28日

こんにちは、在宅支援リハビリテーション部の齋藤です。

先月、福祉用具事業所のジェー・シー・アイさんに来ていただき、
「在宅における福祉用具」というテーマで、勉強会を行いました。

ご自宅で生活されている利用者様や、
施設から在宅復帰される利用者様とそのご家族が、
より快適にご自宅で過ごせるような御提案ができるよう、
福祉用具の知識を深めるためです。

現在、当苑でも在宅に帰られる方が増えてきています。
今後もさらに在宅復帰を支援していけるよう、ご自宅でよく使われている
福祉用具、新しい製品、レンタルの流れや料金の目安などを詳しく教えていただきました。


福祉用具は貸与品目と購入品目に分かれており、
介護保険が適用される、レンタルできる福祉用具は

・車いす     ・車椅子付属品 
・歩行器     ・スロープ 
・歩行補助杖   ・特殊寝台 
・特殊寝台付属品 ・体位交換器 
・特殊尿器    ・床ずれ防止用具 
・徘徊感知機器  ・手すり 
・移動用リフト

これらは、要支援・要介護度に応じた支給額の範囲内で、利用料の1割の自己負担額で
レンタルできます。

介護保険が適用される、購入できる福祉用具は

・腰掛け便座   ・自動排泄処理装置の交換可能部分 
・入浴補助用具  ・簡易浴槽 
・移動用リフトのつり革部分


今回、教えていただいた新製品やよく使われている用具のいくつかを紹介します。

車椅子:車椅子は自操用と介助用があります。

移乗しやすいように肘かけや脚部分が取り外せたり、
背中部分が半分に倒れるタイプもあります。

介助用はタイヤが小さく、幅も狭いため、廊下が狭くても使いやすいのですが、
段差の上り下りには大きいタイヤの方が上りやすいため、
自操用の車椅子を使用する方もいるそうです。

そこで、自操用と介助用兼用で、車椅子の後ろの手すりが介助しやすいよう
高い位置についているものがでています。


歩行器:車輪付きの歩行器で、坂道や普段の歩行で早歩きになりやすい人に、
スピードが速くなると自動でブレーキがかかる歩行車があります。


床ずれ防止用具:床ずれがある方やできやすい方、
自力で体の向きを変えられない方など数時間おきに体位交換が必要な方に、
自動で圧を検知して空気圧を調整する、電動のエアマット。

電動のエアマットまで必要ない方にはベッド付属品のマットレスより
柔らかいウレタンのマットや通気の良い素材のマットもあります。


手すり:工事が必要なく、置くだけで、簡単に設置できて、
お部屋のどこでも使える手すり。

住宅改修しなくてもよいので、短期的に使うときに良い。
どこにでも置けるので、広い部屋の中でもその手すりをつなげて、
伝い歩きができるよう動線をつくることができます。
布団やベッドの横に置くことで、立ち上がりがしやすくなります。


今回の勉強会で得た情報も含めて、福祉用具の知識を広げていき、
今後も利用者様やご家族が安心してご自宅での生活ができるような
提案をしていきたいと思います。

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介護老人保健施設 小名浜ときわ苑

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