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こんにちは。

2015年03月31日

みなさんこんにちは。

在宅支援リハビリテーション部部門長の高野と申します。

今回は、在宅支援リハビリテーション部の26年度を振り返ってみたいと思います。

平成26年度、我が部は2つの取り組みを行いました。


1つ目は在宅復帰中の転倒事故予防への対策です。

昨年ご自宅へ復帰後自宅内にて転倒し骨折してしまった事故が2件発生しました。

そこで、今までもご自宅での生活状況を把握するためのアンケートを使用し、
介護スタッフにも協力してもらいながら、再度ご自宅にお帰りになる
利用者様・ご家族様すべてに実施しました。

アンケート結果からは、段差の上り下りや畳からの立ち上がり動作など、
苑内での生活では見られない行為を自宅では必要としていたケースや、
自宅復帰に向けておむつの当て方・胃ろうの仕方など指導通り行えて助かったなどの声もあり、
在宅復帰に向けてご家族様とのより具体的な支援の重要性をあらためて感じました。


また、入所時に自宅へ訪問し評価や指導等行いますが、
退所時に退所先や主介護者の方が変わっている方もおられるため、
そんな方には再度訪問指導も実施するようにしました。

それらの中で見えてきたご家族様の困りごとや、
要望など在宅生活における課題に対して、
より安全に在宅生活を過ごしていただけるよう、
日々の訓練・ケアに反映させるようにいたしました。

今回の取り組みで在宅支援に向けてときわ苑として、また1つ前進したと考えます。



2つ目の取り組みとして身体機能別集団訓練のシステムを導入しました。

今までの集団訓練は、棟ごとに体操や運動を行ってきました。

ただ、身体機能の高い利用者様には運動量として不十分だったり、
逆にみんなの動きについていけない利用者様もいらっしゃいました。
そこで、各利用者に必要な運動プログラムを提供できるよう、
身体機能別集団訓練を行うことにしました。

また、各グループの名称もそれぞれの目標が明確に分かるようにしました。

安定した立位保持の獲得を目的に行うグループ     ⇒『トイレですっきりグループ』
歩行能力の向上や体力強化を目的に行うグループ    ⇒『歩け歩こうグループ』
歩行自立されているグループ             ⇒『転倒予防グループ』

このシステムを昨年10月から開始しましたが、
それぞれの利用者様のレベルも向上し、
ワンランク上のグループに移行する利用者も増えてきました。
明確な目標に向かって行うことでの訓練効果はもちろん、
個別訓練ではあまり歩きたがらなかった方も、
利用者様の間で声を掛け合うことでがんばって歩くようになった方もおり、
互いに切磋琢磨できる集団訓練のメリットを最大限に生かせるシステムとなりました。

平成27年度も日々の訓練効果を高め、
利用者様やご家族様のニーズに即した細やかな関わりを通じて在宅への支援を行えるよう、
在宅支援リハビリテーション部一同今後も努力していく所存です。

これからも在宅支援リハビリテーション部をよろしくお願いいたします。

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