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2013年07月20日
こんにちは、作業療法士の遠藤可織です。
4月にリハビリテーション部のセラピストが増え、
生活機能訓練室(リハビリテーション室)は賑やかになりました。
そんな生活機能訓練室の様子をお伝えします。
最近、生活機能訓練室に何かをするためにやってくる利用者様が多くなりました。
家族への贈り物として編み物をされる人、
それをみて何十年ぶりの編み物を始めた人、
iPadを使い将棋を指す人、
中庭の野菜の育ち具合を窓から見ようとやってきた人、
みんなが何をしているのか見に来て、おしゃべりを楽しむ人・・・
みなさん行っている作業は違いますが、
一人一人に意味のある大切な作業を行っていることは同じです。
新たな作業をみつけ、挑戦した利用者様もいます。
先日、数名の利用者様で採れたて野菜の調理を行いました。
その中に、「片手だから何もできない」と見ているだけの利用者様がいました。
調理を見て試食された後、「ナスの塩もみならできるかも」と話してくださいました。
・・・早速、実行です!!
野菜の収穫を楽しみにしていたにも関わらず、「片手では何もできず邪魔になる」と
先日の調理に参加されなかった利用者様も今回は参加していただきました。
ナスを切ることは、できる人が手伝います。
切った野菜と塩を袋に入れて、揉んでもらうのはお二人の役割です。
「力を入れては柔らかくなりすぎて旨くない」
「ちゃんと揉まないと固くて味がつかない」
絶妙な力加減で揉んだおいしいナスの漬物の完成です!!
「次はもっと大きい袋やボウルにたくさんのナスで作ったらいい。みんなにごちそうできるぞ。」
との感想。・・・また作ってくださいね、期待してますよ!
一つの作業から、次の作業につながっていきます。どんどん可能な作業が増えてきます。
人は何か作業に従事しているとき自然と良い表情になり、元気になります。
施設という限られた空間ではありますが、
その方らしい生活、楽しみのある生活が送れるよう、
楢葉ときわ苑リハビリテーション部は活動していきます。