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2018年03月08日
こんにちは。作業療法士の川又寛徳です。
お気づきの方もいらっしゃるかと思うのですが、
このブログは職員が当番制で書いており、
おおよそ半年に1回の頻度で順番がまわってきます。
いつもはコツコツとネタを探してためておくのですが
油断していたら私の順番ではありませんかっ!
「ドラえも~んっ、なんかネタを出してよ~」
「だいじょうぶだよ、のび太く~ん。テッテテ~ッ♪」
(昔はテテテテッテテーだったような気がしますが)
文字数稼ぎの前置きが長くなりましたが、
書きながらネタになりそうなことを見つけました。
先日、『訪問リハビリテーション』という雑誌に
私が寄稿した論文が掲載されたのですが、
詳細はそちらを読んでいただくとして、その概要を紹介いたします。
当施設では訪問リハビリテーションサービスを提供しているのですが、
サービスを開始する前に必ず
私たちリハビリテーション専門職が利用者様のご自宅に伺い、実態調査をおこないます。
その中で、お体や生活の状態、住んでいる家や近隣環境等についてお話を聴きながら、
専門的な生活の予後予測を踏まえて、
一緒にリハビリテーションの目標を設定するようにしております。
当然、私どものサービスを利用される方の多くは
はじめて障害をもったり、何らかの理由で生活行為が困難になってしまった方です。
そのような状態で「何がしたいですか?」「どうしたいですか?」と
将来の目標を聞かれても、
すぐに思い浮かばないのは当然です。
しかし、いま困っていることについて丁寧に耳を傾けつつ、
これまでの人生や生活習慣、興味・関心、ご家族の話、
専門職としての経験や科学的な根拠など、
様々な情報を踏まえて一緒に考えていくと
「そういえばあんなことしたいな」「こんなことできたらいいね」
と目標が浮かび上がってきます。
訪問リハビリテーションの第一関門(マイルストーン)はこんな感じです、
というのが論文の概要になります。興味がある方はどうぞ。
http://www.gene-books.jp/SHOP/J-HR-S042-7-06.html
地域生活の「あんなこといいな、できたらいいな」をかなえるサービスの一つとして
楢葉ときわ苑の訪問リハビリテーションサービスを是非ご活用ください。