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生活リハビリ勉強会 ~遊びリテーション~

2012年09月08日

ペットボトルなし

ペットボトルあり

このように入れます。

当施設の今年度の品質目標は

「ご利用の皆様に喜んでいただける生活支援・在宅復帰を目指します」

となっています。

リハビリとして長期入所の利用者様と関われる時間は24時間のうちの20分、多くて40分とほんのわずかです。もちろんリハビリも重要ですが、そこでさらに重要となってくるのが、生活場面でのリハビリです。

今回、生活リハビリ「遊びリテーション」を考えると題してリハビリから当施設スタッフに対して勉強会を開催しました。

その中からの一つ、ペットボトルを使った簡単にできる座位バランス練習についてお話したいと思います。

車椅子を使用している利用者様は通常、背もたれに寄りかかった状態で生活されています。
これは私たちとっても非常に楽な姿勢ですね。

しかし、これでは座る姿勢を保つために大変重要であるお腹と背中の筋の働きにくくなり、その結果、座位バランス能力(座っている姿勢を保つための能力)が低下してしまいます。

そこで日頃から簡単にでき、お腹や背中の筋を働かせる方法として、2Lのペットボトルを使った座位はバランス練習があります。

方法はペットボトルを背もたれと腰(お尻)の間に入れ、背中を背もたれから離した状態を作ります。それにより骨盤前傾(骨盤が起きる)が促され、さらに、体を支えようとするためお腹や背中の筋が働くというわけです。

それを日頃から実施することにより座位バランスの安定につながり、その結果、次のステップである立ち上がり動作や立位保持(立った姿勢を保つ)など、さらに難しい動作でのバランス能力が維持・向上され、日常生活動作の向上につながります。

日常にあるちょっとした物とアイディアで生活リハビリがより充実するんですね。

「継続は力なり」

皆さんもぜひ試してみてください。

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介護老人保健施設 小名浜ときわ苑

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