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小名浜ときわ苑 在宅支援リハビリテーション部への思い 【後編】

2013年05月02日

http://www.tokiwa.or.jp/system/blog.php?cd=20130502000054
(前編からつづく・・)

 そこで昨年、私たちは部署名を「リハビリテーション部」から『在宅支援リハビリテーション部』に変更しました。私の中では「在宅を支援する」ということは、在宅復帰を支援する事はもちろんですが、「家族と利用者様とのつながりを支援する」ことだと考えています。私たちがご家族様と利用者様の関わりやつながりを支援していく延長上に、在宅での生活の獲得があると考えるからです。

 ですから、老健に長期に入所している利用者様であっても、ご家族との交流を大切にしたい私たちは、利用者様と一緒に外出をご提案しております。外出をすることで、入所中では感じられないご家族様と利用者様の関わりを少しでも多く感じていただくことも、その先に在宅復帰につながることと信じております。


 また、現在は利用者様と共にご家族様も様々な課題を抱えております。訪問リハや通所リハ・短期入所
など居宅系のサービスを展開しながら、これまで以上に老健のリハスタッフは地域に出て、他の職種・事業所の方との交流につとめ、直接在宅生活の中での支援が積極的に行えるようなリハ部にしたいと考えます。
 施設内においても、機能回復をさらに高めるようなリハビリの提供はもちろん、自宅で生活するためにはどんな支援や介助方法が必要になるのか、ケアスタッフと連携して生活とリハビリを連結した関わりを積極的に進めて行きたいと考えています。

 このように、内部と外部との関わりを車の両輪として、「在宅支援リハビリテーション部」という部署名のとおりの活動を進めて行きたいと考えています。そして、地域のリハビリ機能は老健が担うことがスタンダードになることが私の目指す目標です。そして、利用者様の求めていることに的確に応える、小名浜ときわ苑らしいリハビリを提供したいと考えております。



 最後に、2年前の震災のために長期入所を利用していた方が、何年かぶりにご自宅に帰っていただいたことがありました。その後、ご家族からこのようなお言葉をいただきました。「震災前は自宅なんて考えもしなかったが、おばあちゃんが亡くなった今、一時でもあの時自宅で一緒に過ごすことが出来て良かった」とおっしゃっておりました。

 在宅復帰の支援は一時的に途切れてしまった利用者様と御家族の絆を再び結びそして紡いでいくことだと思います。我々老健に従事するものの大きな使命として、これからも利用者様のため御家族様のため地域のため在宅支援に従事していきたいと考えます。


 これからも在宅支援リハビリテーション部をよろしくお願いいたします。

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介護老人保健施設 小名浜ときわ苑

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