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全国介護老人保健施設大会に参加してきました!

2013年08月01日

どうもこんにちは!
在宅支援リハビリテーション部の菅野恵美(理学療法士)です。

今回、7月24日~26日に開催された第24回全国介護老人保健施設大会に参加して来ました。
そこでの学びや感想を報告させていただきます!


今年の全老健大会は石川県金沢市で行われ、
ユニットケア棟の介護スタッフ中野聖子さんと参加しました。

新幹線での移動のため私たちは23日の午前中に出発し、夕方に金澤に到着しました。
滞在中は日本海の海の幸、海鮮丼を食べ、そして兼六園や金沢城を見学しました(笑)
ホテルには大浴場があり、夜もぐっすり休むことができました。


大会初日、午後から研修会に参加しました。
講演は「食べることをとおしてのリハビリテーションと多職種協働」について
その道のスペシャリスト3人の先生方の講演はとても興味深く多くの学びを得ることが出来ました。

1人目
歯科医師の館村先生は、自称「世界に一人だけの口腔機能研究家」だけあって、
今まで耳にしたこともないような口腔機能の話をしてくださいました。

2人目
介護老人保健施設しょうわの佐藤先生は、嚥下機能と端座位の大切さを教えてくださいました。
車椅子から端座位のススメは在宅復帰率から考えてもとても説得力がありました。

3人目
「リハビリで福島を元気にしようの会」理事長の岡本先生の身体を張った講演は、笑いあり、参加者全員を引きつける楽しいものでした。利用者様のモデリングはとてもリアルで“生活動作すべてがつながっている”という解説は感慨深いものでした。

今回は、初めての取り組みで研修会の最後に実技が行われました。
嚥下のことや姿勢(車椅子、畳イス、ベッド)のことなど、「参加者に実際体験して体感してそこでの学びを持ち帰ってもらう」という趣旨のもと実践されたようです。

頭で理解する事と、身体を通して理解することの違いでしょうか。より学びが腑に落ちたように感じました。「車椅子の非常識」という題は、現代のリハビリや介護に直結する課題だと思いました。

私自身、当たり前に捉えている常識と非常識を、今一度考え直す機会を設けたいと思います。


私の発表は大会最終日、それまでは他の方の発表を聴いたり中野さんの発表の応援をしたりして過ごしました。最新機器の展示会に参加したり、やることは多かったです(笑)

発表では、大阪府の理学療法士の方が質問をしてくださいました。私の観点にはない発想での質問に少々戸惑いながら答えを出しました。帰り道、質問について自分の考えをまとめる作業を行いました。すると、今まで見つける事出来なかった“考え”が浮かび上がってきました。これは素晴らしい!と思いました(笑)


私は理学療法士の仕事をしていて、自分の考えを大切にしながら利用者様のリハビリを行っています。
自分の手技に仮説を立て、実践から結果を考察する作業はとても面白い経過です。しかし、いつも感じる事は、私が仮設を立てるのは自分にとっての興味や関心事であり、自分の中から生じた概念でしかないという事です。ですから、今回のように、他者からの意見をいただくという機会はとても貴重なものでした。

私の中で新たな概念が生まれ、そこから仮説が生じて手技や治療に生かされる、この一連の経験は今回の老健大会に参加した大きな収穫です。自分の気づきと学び、研修会からえた学びをしっかり仲間に伝え施設の活性化につなげていきたと思います。



今回、このような貴重な機会を与えていただき施設長を始め、
協力して下さった方々、施設の皆様に感謝申し上げます。

これからも利用者様の生活改善と元気の回復に貢献してまいります!
どうぞよろしくお願いします^^

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介護老人保健施設 小名浜ときわ苑

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