ときわ会HOME > 介護老人保健施設 小名浜ときわ苑 > スタッフブログ
2017年04月22日
こんにちは。
通所リハビリテーション部の都築裕子です。
すっかり暖かくなり、日中は気持ちのいい陽気になりましたね。
皆さんは、どうお過ごしでしょうか?
女性の方はきれいに化粧をして、お気に入りの洋服を着て外出すると
心身ともにリフレッシュできますよね♪
今回は、化粧療法について少しお話させていただきます。
化粧療法とは化粧を用いた関わりを行うことによって
①五感への刺激
②コミュニケーション
③心身機能の調整
が働きかけられます。
①五感を刺激する
視覚:鏡の中で変化していく自分の姿やきれいな色を見る
聴覚:パフを叩く音、化粧の瓶を振る音
触覚:ブラシの感覚や心地よいマッサージ
臭覚:化粧のにおい、良い香りを嗅ぐ
※嗅覚以外のあらゆる感覚を使うので、脳の活性化につながります。
②コミュニケーションの推進
化粧をしていると、利用者様と職員間で「きれいになりましたね」「色がきれいですね」など
コミュニケーションが生まれます。
人は、他者に認められることで自尊感情が高まります。
その良い機会にもなります。
③心身機能の調整
化粧を通して生き生きとした自分を思い出したり(回想法)、
コミュニケーションを図ることで、心身機能の活性化が期待できます。
また、気分が高まるだけではなく、
気持ちが落ち着き問題行動(例:徘徊など)が減ることもあります。
気分の改善や身体の変化は副交感神経を優位にすることで
心身のリラックス効果にも認められいます。
このように化粧療法は、高齢者の方の精神活性化につながると言われています。
皆さんもぜひ、試してみてはいかがでしょうか。
通所リハビリテーション部
都築 裕子