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2013年05月07日
誰かのために。
自分のために。
人間が活動を行うときは、必ず目的が伴うものです。
日常生活の中で、人間は当たり前に様々な活動に従事しています。
身の回りのことを処理する活動(身辺処理的活動)・仕事的な活動・余暇活動などなど。
無目的に活動を選択する人はいません。
二年前の震災や原発事故は、住み慣れた環境や当たり前に行っていた活動を、人々から奪いました。
故郷を追われた方々は、不慣れな地での生活を強いられているわけですが、ニーズに合わない仮設・借り上げ住宅での暮らしに、多くの方が心身ともに疲弊しています。
環境の変化だけでなく、慣れ親しんだ活動や役割、仕事なども奪われたわけですから、尚更ですよね。
ですから、今のような状況の中でも、利用者様にとって大切な活動や役割を取り戻すためのお手伝いをすることも、楢葉ときわ苑の使命の一つなのかなと考えます。
どのように生活できれば「その方らしい生活」と言えるのか。
それは私達が決めることではありません。
すべては利用者様の中に答えが存在しています。
だからこそ、私達は利用者様の思いを知る努力をしていかなければなりません。
これからも、利用者様にお話をうかがい、共に意見交換しながら進めていきたいと思います。
利用者様に「その方らしい人生」を送っていただくために…
今回は、少し真面目に語ってみました^^
副施設長 木田佳和