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2013年08月20日
こんにちは。作業療法士の川又寛徳です。
久しくテレビドラマには縁がない生活を送っていたのですが、
ひょんなことで「倍返しだ!」のセリフが印象的な某ドラマにはまり、
日曜日の過ごし方が変わってしまいました。
これまで日曜日はだらだらと深夜まで過ごしていたのですが、
某ドラマを見るために、
18時くらいに子供たちを風呂に入れ、
19時には夕食をとり、
20時には次の日の準備を済ませ、
そして21時を楽しみに迎え、
22時にはその余韻に浸り就寝する
といった過ごし方に変わりました。
ところで、作業療法の起源の一つに「習慣訓練(habit training)」があります。
簡単に言えば、生活習慣の再構築を図るものです。
高齢や病気によって心身が不自由になると、健康な時の習慣が困難になり、
習慣が崩れることによって、より体が不自由になるという悪循環を起こします。
例えば、風邪で数日寝込んだだけなのに、
立つことができなくなり、オムツで排泄するようになり、寝たきりへ・・・
風邪の影響が「倍返し」どころか、
「十倍返し」となって生活を変えてしまうこともあります。
そのような悪循環を断ち切るために、もしくは、悪循環におちいらないように、
その人にあった習慣を一緒に作っていくのが私たちの仕事の一部です。
私にとって習慣を変えるきっかけは、『半沢○△』でしたが、
入所者の皆様の習慣を健康的なものに変えるきっかけになれるよう
日々の業務に取り組んでいきたいと思います。