文字サイズ:

スタッフブログスタッフブログ

第26回全国介護老人保健施設大会に参加しました!

2015年09月19日

こんにちは、作業療法士の遠藤です。

9月2日から4日に、横浜市で第26回全国介護老人保健施設大会が開催されました。

当施設からは、私と、看護師の草野、介護支援専門員の大平が参加し、当施設の取り組みについて3演題を発表いたしました。

私は、「意味のある作業の実現が、生活の再構築に繋がった事例」という演題で、利用者様に生活行為向上マネジメントに基づいた介入を行った結果を考察し発表しました。

27年度の介護報酬改定において、活動と参加に焦点を当てたリハビリテーションを推進することを目的とした新たな診療報酬体系が導入されたこともあり、この生活行為向上マネジメントを用いた介入に興味を持ち、発表を聞いてくださった方も多くいらっしゃいました。

発表後の質疑の時間以外にも、質問や貴重な意見を頂くことができ、とても有意義な発表となりました。

私たちの生活はたくさんの作業の連続により成り立っており、加齢や疾病により作業を喪失してしまうことで、心身の健康状態に悪影響を及ぼしてしまうことは、様々な研究の結果により明らかになっています。

その人にとって意味のある作業を再び行うことができる…『その人らしい生活』が実現できることで、活き活きとした生活を送ることができるのです。

当施設は震災と原発事故の避難を経て、仮設老人保健施設として運営しております。
利用者様とそのご家族の多くは、現在も避難生活を余儀なくされており、介護老人保健施設の役割である、『在宅復帰』を果たすことが困難な状況にあります。

長期間にわたる施設での生活においても、利用者様が『その人らしい生活』を送ることができるよう、
リハビリテーション部では、活動と参加に焦点を当てたリハビリテーションの実践を意識し、日々、利用者様と関わっています。

≪次の記事へ一覧へ戻る前の記事へ≫

介護老人保健施設 仮設楢葉ときわ苑

介護老人保健施設 仮設楢葉ときわ苑

福島県いわき市内郷

☎0246-27-1117

看護師サイト

二人のソプラノSempre ff 土井由美子と常盤梢