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2015年11月19日
こんにちは。 リハビリテーション部の鈴木です。
11月も後半に入り、インフルエンザやノロウイルスの感染動向、感染予防に敏感になる季節がやってきました。いやですね~
さて、今回、当苑で行っている集団リハビリを紹介いたします。現在、週1回の頻度で行っています。
内容は、あいさつ(参加意欲の喚起、見当識強化を含む)から始め、口腔体操、腕や脚の筋力トレーニン
グ、起立訓練、立位バランス訓練と実施しています。運動は、自発的な動きを促すもの、移乗やトイレ動
作などの日常生活に結びつくような動作の安定を目的にしています。
個別よりも集団の方が適している方もおられます。個別的に自分だけに時間を割いてもらうことが申し訳ないという遠慮がちな方も、集団ならば自然に参加されたり、個別的な関わりでは身体的苦痛の訴えが強い方も、集団ならば訴えが聞かれなかったり。。
集団の良さを考えると、他参加者との共感を得やすい、一人じゃないからこそ意欲が向上する、他参加者を意識した行動になる、などが考えられます。普段の生活では顔見知り程度の方も、その時間には声を掛け合い、共にリハ室に出向く準備をしてくれています。年代を超えて、交流できる機会ですね。
そのような様子をみると、単純に嬉しく感じます♪
当苑では、集団リハビリ以外にも料理クラブや回想レク(おもゐで喫茶)を行っております。
施設での生活は、家庭や地域との関わりが希薄になりがちです。集団リハビリという一環境が他者との交流の機会になり、その機会を楽しむことが個人の意識を促し、さらなる参加行動につながるのではないかと思っています。