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2016年04月01日
こんにちは。 リハビリテーション部 理学療法士の鈴木です。
だいぶ暖かくなってきました(^^) ここ、いわきでも桜が開花しはじめました。
当苑でも来週にお花見を予定しており、利用者様も心待ちにしているようです。
春は入学、就職の季節でもあります。当法人にも多くの新入職員が入職されました!
先立って先日、当法人に入職された数名を対象に勉強会を開く機会がありました。
テーマは ”車いす操作”と”移乗” 。
車いすにおきましては、構造、注意点について話をした後、実際に乗ってもらいました。
初めて体験する方もおり、自走したり、介助してもらったり、介護、医療の仕事の中で多く使用することになるだろう車いすに乗る感覚を感じてもらいました。「結構、難しいんですね」、(介助の際)「スピードが速く感じますね」などの感想が聞かれました。
自分の意思で操作するときと意思とは関係なく操作されるときに感じる不安感も体験してもらいました。体験することで、乗っている方が安心していられるような介助や心遣いが安心感、信頼感につながることを理解してもらえたと思っています。
今回、資料を準備する際に参考にさせていただいた図書があり、紹介させていただきます。
”ベッドサイドからはじめるやさしい介助技術 ~介護職・コメディカル・ご家族のために~”
著者 細江さよ子 金原出版
著者は理学療法士をしていらっしゃる方です。自分と同職種の方が書かれておられることもあってか、目からウロコの内容ばかりでした。基本動作において、専門用語が少なく、図や写真などが多く使われていることもあり、介助のイメージがしやすくなっています。移乗においては介助者の体格差を考慮した介助方法もいくつか紹介されております。
私自身、他職種の方やご家族へ介助方法をお伝えする機会には、本人様にとっての最善の方法であることに加え、介助する側にとっても継続できる方法なのかを意識しておりますが、こちらの図書に出会うことで、より分かりやすい伝達ができるようになり嬉しく感じております。
4月という季節、季節の変化を楽しみながら過ごしてみましょう(^^)v