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2016年09月28日
こんにちは。作業療法士の川又です。
私たち作業療法士は、
食事や入浴などの日常生活活動や、
趣味などの余暇活動、仕事活動など
一日を構成する生活行為を総称して“作業”と呼びます。
その“作業”を通して皆様の健康とよりよい生活を支えるのが
われわれ作業療法士の役割です。
さて、当施設利用者の皆様にとって
一番身近でなじみ深い“作業”はなんといっても“稲作”です。
そうはいっても施設の敷地に田んぼをつくれるわけもなく…
そこで、当施設では今年から “バケツ稲づくり”を始めました。
この“作業”の良い点は、
田植えや日々の水の管理、鳥害対策、稲刈りはもちろんのこと
できた米をたべて、
刈り取った藁で縄や草履をつくる…
24時間365日、日常生活の一部分として
慣れ親しんだ“作業”に気軽に参加する事が出来る点にあります。
(実は全然気軽でないことが後からわかりました。米作りって本当に大変。)
障がいや加齢によって若い頃のようにはできないこともありますが、
やりやすいよう環境や道具を工夫したり
ちょっとした援助によって多くの方に参加し楽しんで頂いております。
『人は作業をすることで元気になれる』
これは設立50周年を迎えた日本作業療法士協会のキャッチコピーです。
このキャッチコピーにあるよう、
今後も利用者の皆様が大事に想う“作業”へ参加することを通して
元気になれるよう援助して参りますので、よろしくお願い致します。