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2017年02月19日
こんにちは、支援相談部の小川です。
先日、当苑の接遇委員会の主催で、『スピーチロック』についての勉強会がありました。
『スピーチロック』とは、言葉や態度により、対象者の行動に制限をかけてしまうこと。
つまり、身体拘束に当たる行為とされています。
普段の利用者様との関わりの中から
『スピーチロック』に当たる会話はないか?
普段何気なく使っているスピーチロックと思われる言葉と、その言葉をどの様に利用者様に伝えれば、スピーチロックにならないのか?
スピーチロックは改善されるのか?
グループでディスカッションを行い検討しました。
グループ内で共通に出た言葉が、「ちょと待っててね・・。」
介護の現場では、良く耳にしてしまう言葉です。では、どの様に伝えれば良いのか?
まずは、
・直ぐに対応できない理由を伝える。
・どの位お待ちしてもらうかを伝える。
・同視線で話しを聞きながら対応。
・etc
皆で考えた改善策、沢山ありました。どこからが、スピーチロックになると言う、明確な線引きはありません。
言葉がけはケアを形成する重要な要素の1つ、そして、場の雰囲気を形成する重要な要素でもあります。
例えば、上記の様な対応をしたとしても、強い口調であったり、目線は全く違う位置にあったり・・・。
1人1人が思い当たる言葉・対応の見直しを心がけ、職員全員が不適切な言葉がけへの違和感を大切にし、注意し合える取り組みをすすめて行く事で、スピーチロックを減らし、より良いケアの提供できるのではないかと思いました。