文字サイズ:

すまいりすとすまいりすと

今月の「輝き!すまいりすと」Vol.20 2008年6月
松崎幸江(まつざきゆきえ)いわき泌尿器科看護師 (管理運営部) / 桝田章子(ますだあきこ)いわき泌尿器科看護部マネージャー 〜常盤先生の価値観の根底にあるもの、それは「患者さんに尽くしたい」という熱い想いにほかなりません〜

姉と妹、絆のプロフィール

松崎幸江(以下:姉)ときわ会の第1期奨学生として開院時から勤務、当時のメンバーと一緒にときわ会の歴史を歩んできました。

小児性のアレルギーで子供時代から体が弱く、毎年繰り返した入退院。ときわ会の職員募集を知ったのも高校卒業を控えて入院中のことでした。外出許可をもらって出かけた採用面接、常盤先生ご本人に初めて対面、病弱であることを隠しての面接でした。晴れて入職後に「実は体が弱くて…」と告白、「子供の病気なのでじきに良くなる、何も気にしなくて良いぞ」と云っていただいたことが強く印象に残っています。

桝田章子(以下:妹)ときわ会に入職する以前は医療以外の分野での会社勤務を経験。その後、ある病院の事務職に転職したことがきっかけとなって、姉からの熱い助言が…。「姉妹で同じ仕事をするのも楽しいんじゃない?ときわ会では奨学生も募集しているわよ」と。将来を見据えた視線で看護師への道を目指すことを、姉がアドヴァイスしてくれたのです。

血を見るだけでもダメで、それまで看護師になることなどまったく考えたことがなかった私でしたが、「資格をとってみて、もし看護師という仕事が合わないようだったら、その時点で改めて事務職として働けばいいじゃない」。「どう、看護師になる決心は固まった?とにかく一度ときわ会に来なさいよ」と、それこそ毎日のように熱いコールをくれました。

姉妹看護師の誕生

(姉)妹に看護師をすすめることについて、何の不安も感じませんでしたね。ときわ会で看護師になったメンバーはみんな優秀に育ちますし、何よりも、ときわ会は開院当初から非常に教育熱心。常盤先生の強い信念なのです。医療そのものについてはもちろんのこと、それこそ海外旅行からフランス料理まで、人間としての幅広い視野を持って勉強しろと。

(妹)まずは准看護学校からと考えていたのですが、高等看護学校に合格。入学と同時に(姉からすすめられたとおり)どっさりと本を買って、右も左もわからないまま、国家資格の取得に向けた猛勉強(天気予報を見る時間もないほど!)がスタート。

看護学校で学ぶのと平行して、夕方から夜まで、外来・病棟・透析と、いわき泌尿器科各部門の現場を経験。3年後に看護師の資格を取得して以降、透析室で勤務しています。

透析における看護ミッション

(妹)透析というのは、10年20年あるいはそれ以上、とても長い期間にわたって、しかも1日おきに4〜5時間、決まった患者さんと接するので、おひとりおひとりの個性や生き様と強くかかわることになりますね。大変だと思う反面、もともと人と接することが好きな私にとって、とてもやりがいがある仕事です。

透析技士の存在や機械操作をはじめとする技術的要素のイメージからなのか、透析という分野では、あたかも看護についての意識が希薄というか、さも看護をしていないというような誤った感覚で仕事に向き合っている看護師が他の医療機関には少なくないようですが、ときわ会で働く私たちは、透析を受けるために来院なさる患者さんと毎回ごとの数時間、いかに看護というミッションに向き合うかということをテーマとして仕事をしています。

マネージメント業務

(姉)看護師として日々患者さんに接するとともに、管理面での業務にも携わってきました。看護師の資格を取得後ほどなく主任という立場に。外来の現場を担当しつつ、(前々任の)佐久間さんから引き継いだ看護師長という立場を(現任の)高崎さんに引き継ぐまでの8年間にわたって務めました。

常盤先生は、とにかく"ひとを大切になさる"方。もちろん厳しい面もおありです。ただその厳しさの中にとても強い愛を持っておられるのです。医療人として、ひとの役にたちたい、絆を大切にしたい。患者さんとのかかわりのなかで常に存在する愛情。看護師人生のすべてを通じて、自分の中には、常盤先生そして佐久間婦長(元)が常に模範として存在しています。

(妹)私も透析室マネージャー職として現在2年目です。優しさだけではひとはついてきてくれない、そういう意味ではひとを率いるということの難しさを感じる場面もあります。管理者としても先輩である姉に相談をすることもあるのですが、そんな時、姉の内なるパワーは凄いなぁと、強く感じますね。

ひとの心をつかむ、動かす力の根源

(姉)ひとりひとりを、まず良く知るということだと思います。よく話しをして、そのひと自身が一番望むことに取り組ませてあげること。そしてそれはまさに現在、高崎看護部長が実践していることでもあります。ひとりひとりに合った目標の設定や指導のあり方など、若き看護部長の姿を見て、「やはりときわ会という組織は凄いな」、そう実感します。

周囲からはやる気の乏しいと感じられる人間についてでさえ、「引っ張りあげて育てろ!」と叱咤し続けてこられた常盤先生。そのお言葉を私はずっと難しいと思っていましたが、最近ようやく理解できるようになってきました。

(妹)もしも管理者としてではなく、自分ひとりのことだけを考えて仕事ができるとしたら、そのほうがどれほど気が楽なことか、と感じることもあります。でもチャンスとして任ぜられた立場、頑張っていくぞ!と自らを激励する日々ですね。

まるで神がかり的だとさえ感じるほど

(姉)その時点ごとに必要な人材が、必要な変革を遂げていくパワー。開院からの歴史を通じて、そして現在も。組織の状況ごとのそうした人材の出現は、まるで神がかり的だとさえ感じるほどです。

トップである常盤先生の価値観の根底にあるもの、それは「患者さんに尽くしたい」という熱い想いにほかなりません。患者さんそして職員を徹底的に大切にする理念が貫かれる限り、ときわ会の活動は未来にわたって揺るぎないものだと確信しています。

(妹)例えば患者さんへの接遇のあり方など、自分たちの出身地域や医療という仕事の専門性といった、限定的な要素にとらわれすぎてはならないという感覚が、今後さらに求められると思います。私自身が医療以外の職業分野を経験しているので、そうした意識が強いのかもしれませんが、狭い範囲の常識だけにしばられない医療サービスあり方の探求、自らの職場環境に甘えすぎないという姿勢、そうした想いを大切にしたいですね。

常盤先生ってどんなひと

(姉)「一度しかない人生、カッコ良くありたい!」という想いがベースにおありの方です。最近さらにグンと若返られました(笑)。開院当時34歳の先生に初めてお会いした頃を思い出したほどです(爆笑!)常盤先生は私たちの憧れ、本当に大好きです。

(妹)ときわ会に入職するまでは、常盤先生がどんな方なのか、実はまったく知りませんでした。姉はひと言も教えてくれませんでしたし。…それが入ってみて、なんて怖い先生!まさにひとこと、本当に怖かったです。先生のお人柄、その優しさを知っている今も、あまりにも衝撃的な第一印象は鮮やかなままです!(笑)

(姉)…久しぶりに常盤先生とご一緒にゆっくりとお話がしたいですね。そして先生の今後の夢をお伺してみたいです。たとえ小指の先ほどのささやかな力ではあっても、先生の夢の実現のためのお役に立ちたい、心からそう願っています。

Welcome!! ひとが好きな人

(姉)ときわ会は、徹底的にひとを大切にする職場。スペシャリストの育成はもちろん、教育から管理まで、ひとりひとりがやりたいと感じることを実現するチャンス、そしてそのための具体的な目標を得られる組織です。

医療分野でのキャリアを経験したことのなかったメンバーも、ときわ会では大勢が一緒に仕事をしています。

看護というのは、「ひとが好きな人」にふさわしい仕事。看護師という仕事に関心のある方にはぜひ読んでいただきたい本があります、マザーテレサとナイチンゲール。読み終わって、「自分もそういう仕事に携わってみたい」と感じるみなさん。ぜひ、ときわ会にお越しくださいね。

Dreams Come True

(姉)子供の頃に病弱だったこともあり、健康で働くことができていることを心から幸せだと感じています。そして来年6月にオープン予定の楢葉ときわ苑(介護老人保健施設)の新規立ち上げへの参画という、自分にとっての新たなチャンス。かねて目標だった福祉心理学をきちんと学んで、みなさんのお役に立つことができればと願っています。

(妹)私、猫が好きなんです。小さな縁側のある家を建てて、猫を飼うのが将来の夢。猫を膝に抱いて日なたぼっこをして…。歳をとったら、そんな暮らしをしたいです。何匹かを飼ってひとの心を癒す、…アニマル・セラピーなんていうのも素敵ですよね!

人生のモットー

(姉)「夢を持ち続けよう」(ちょっとキザですか?)

(妹)「ひとには優しく」(あ、身内にはキビしいんです、私!)