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すまいりすとすまいりすと

今月の「輝き!すまいりすと」Vol.43 2010年5月
小林政子(こばやしまさこ)常磐病院 看護部長 〜 多くの患者のみなさまから喜びのお声や感謝のお言葉を頂戴しています 〜

(*)映画「フラガール」誕生の舞台ともなった、いわきの人気施設「スパリゾートハワイアンズ」にちなんで、アロハシャツでの常夏ショット♪

誕生、第2期生看護師

出身は小名浜、生粋のいわき人です。今年4月に財団法人ときわ会の引き継ぎによる運営がスタートする以前の市立病院時代から、常磐病院で仕事をしています。

医療の道を目指したことそのものに特別な理由はありませんでした。生涯にわたって携わることのできる仕事をと考えていた高校生時代、学校の先生からのすすめで看護師になろうと決意。地元に開校したばかりの磐城共立高等看護学院の第2期生として入学、卒業後すぐ市立総合磐城共立病院に入職しました。

当初は腎臓疾患の患者さんが入院なさる病棟勤務だったのですが、虎ノ門からお越しになったドクターのもとで人工透析部門を担当させていただくことになりました。

透析一筋の看護師人生

当時まだ開始されてまもない人工透析、いわきでは草分けと云える時代だったと思います。看護宿舎に入っていましたので、昼夜を問わずに研鑽を重ねつつ、多くの患者さんの治療に邁進しました。

その後2年間ほど東京の国立病院での勤務を経て、地元いわきに戻り、常磐病院での透析の立ち上げに参加。以来、職務ローテーションの関係で病棟に勤務した数年間を除いて、ほぼずっと透析一筋に歩んできました。

逆に云えば、外来・入院を問わず、多くの透析患者のみなさまに一人前にしていただいた看護師人生だったと実感しています。

「患者さんのために」という想い

実はあと1年、来年には定年を迎えます。

今春の病院運営引き継ぎに際して、新たな体制のもとでの勤務、または市内の公立病院への転属、あるいは定年まで1年を残して退職かという進路選択を迫られることになったのです。

官であれ民であれ、私たち看護師にとって「患者さんのために」という点の本質は、普遍的なもの。…それでも正直云って、少なからず悩みました。

ただ個人的な観点とは別に、これまで長くご一緒させてきていただいている多くの透析患者さんにとって、私が働いていることで少しでも安心して治療を続けていただけることになればとの想いから、ここ常磐病院での仕事を続けさせていただくことを決心しました。

泌尿器や腎疾患、透析という医療分野におけるエキスパートであるときわ会による運営の引き継ぎ。そのもとでの職務の継続。私自身にとってはご縁とも云える、透析という歩みに導かれた決意だったのかもしれませんね。

キラキラ輝くカルチュアとの出会い

看護師になってから今春までずっと、公立病院で働いてきた私の職業人生。

市という大きな組織のもと、それぞれが歯車のひとつとして仕事をすることで全体の業務が成り立つ、そんな不文律がいわば文化となっていたような気がします。初めて体験することになる民間病院での仕事について、まったく何の不安もなかったというわけではありません。

…でも、それは杞憂でした。

何かと規律にしばられがちだった公務員時代とは大きく異なり、キラキラと輝くような若々しい躍動感。ときわ会メンバーたちの仕事ぶりに接して、やっぱりカルチュアが全く違うのだなと感激しました。

自らの持ち場だけにとらわれるのではなく、職員のひとりひとりが全体を見回し、率先して課題に向かおうとする姿勢。個々の人間が持つ能力がひとつだけではなく、2つも3つも伸びやかに発揮される、職場の空気感。

目標に対する積極的な姿勢に新鮮な驚きを覚えるのと同時に、そうした結果生み出される仕事の"やりがい"の意味も実感しています。

『笑顔とまごころ、信頼の絆』。その理念の素晴らしさに魅きつけられる想いですね。

看護部長のミッション

来春までに組織全体としての計画的な運営を確立すること。時間との闘いという面もあるなか、それが当院看護部長である私に課せられた至上命題だと考えています。

公立病院だった時代には、取り組むべき課題がわかっていても、様々な制約などの事情から、思い切った対処をとりづらいといったことも珍しくはありませんでした。

ときわ会による運営がスタートして以降、解決すべきテーマに対して、自分たち自身の創意工夫で方策を考え出し、すぐ実行に着手できるというチャレンジの自由さがあります。当時とはまったくと云って良いほど違う点ですね。

組織創りという私の役割からは、職員に対する教育の拡充と患者さんに対する医療の質のさらなる向上。そうしたテーマへの取り組みを一層果たしていきたいと思います。

自由闊達で積極的な協力体制のもと、ときわ会ならではの理念そして文化が、ここ常磐病院でも大きく開花することになる。そう確信しています。

随想「地元密着」感

いわきという街は、まず第一に食べるものが美味しいですよね、海の幸、山の幸どちらにも恵まれていて。新鮮ですし、安いですし。あとそれと、地震も少ないですよね。

横浜に住んでいる娘にも時々云うんですよ、「いわきに戻っておいでよ、暮らしやすいんだから」、なんて♪

地元で話す言葉の響きが少し荒っぽいようなイメージはありますけど、人の心がとてもあたたかな街です。

いわき市の南西部における重要な地域医療拠点としての役割を担い続けてきた、常磐病院。農業を営んでおられる方々をはじめとして、何世代にもわたって地元に暮らす実直なお人柄の患者さんが多いですね。

ときわ会によって運営が引き継がれたことで、地元に密着した高度な医療サービスの継続が実現し、多くの患者のみなさまから喜びのお声や感謝のお言葉を頂戴しています。

後進たちへのエール

失敗を恐れることなく、患者さんにぜひ積極的に近づいて行ってください。それが看護師として働くみなさんに贈りたいメッセージです。(私自身、ときわ会の理念を実践する一員となった今、誇りを胸に抱いて云える言葉です。)

グルメ旅行の夢♪

まずは来年に向けて、常磐病院看護部長としての使命を精一杯果たすということでしょうか。そのためには、私自らの健康管理にも留意するようにしています。

その役割が終わったら、今度は友達と一緒に、国内外あちこちを遊びまわりたいと思っています!

私、本当に大好きなんですよ。旅行や美味しいものが♪