ときわ会HOME > すまいりすと
いわき生まれのいわき育ち。高校卒業後、地元の金融機関に就職。社会的にも信用の高い就職先だよと、両親からすすめられました。
最初に配属されたのは融資担当の部署。自分に合った仕事だと感じていましたが、経営環境が次第に変化していくなかで、ややもすると日々の業務に疑問を覚えるような場面もありました。
例えば、お父上名義の預金を下ろしたいと、あるお客様が窓口にお越しになったケース。
お父さまがご重篤な状況で、お預けくださっている預金を、病気治療のために引き出したいとのご希望だったのですが、ご来店くださったのが口座名義のご本人ではなく、息子様であったことから、すぐにお手続きすることができなかったのです。
「父親が長い間ずっと貯めてきたお金を、病床にある本人の希望で、本人のために使いたいのに、どうしてそれができないのか」。お客様のご心情が痛いほど感じられ、本当に涙が出そうなほどでした。
結局、銀行の役職者がそのお客様のもとに出向いて、お父上ご本人と筆談を交わしてご意思を確認、お客様のご意向に沿って預金を払い戻させていただいたのですが、そのことがきっかけで、私自身、胃潰瘍を患ってしまいました。
計3ヶ店、通算すると約10年間にわたった勤務。それまで心のなかにあった、漠然とした迷い。このままで良いのだろうか…。
そんな頃のことです、『ハケンの品格』というドラマに出会ったのは。自分の心のなかに光が射すような想いでした。「派遣って、良いかも♪」
銀行を退職して、早速派遣会社に登録。派遣先の会社で新たな仕事がスタートしました。
銀行勤務の経験があったことから、給与計算や社会保険、経理関係の業務などを中心に担当。派遣先となった様々な職場での仕事が、とても楽しかったですね。結果的に前職での実践が活用できる面も少なくありませんでした。
いくつもの会社で、派遣社員として働いた約5年間。それまでに培った実務の経験やスキルを活かせる仕事をしたいと考え、派遣会社を退職。
2008年1月、ときわ会に入職しました。
ときわ会のことは、もちろんかねてよく知っていました。高度な医療サービスの水準、積極的な展開の姿勢。将来に向けた躍進を、私自身確信しての入職でした。
総務という部門は、様々な書類の作成や各種の申請手続きをはじめ、職員のための労務や勤怠の管理、福利厚生や研修の実施など、その業務範囲は実に多岐に及びます。
患者さんにご提供する医療の質の高さとともに、ときわ会全体という観点からの組織運営についても、今後さらなる発展を遂げていくものだと考えています。
職員のみなさん全員が気持ち良く仕事のできる環境整備。そのためにあるべき総務の役割、"縁の下の力持ち"でありたいと願っています。
今年4月1日の開院に向けては、去年のクリスマス頃からだったでしょうか、それこそ何時に帰宅したのかということも自分でわからないくらいの多忙が続きました。
でも本当に楽しかったですね、みんなで力を合わせてひとつの目標を目指して奮起するということが。しかもそうした大きな節目のスタートを、職員のひとりとして体験できるということ自体がありがたく、とても幸せだと感じています。
今春の開院から約半年となる現在、来年4月1日の新たな姿でのグランドオープンに向かって、様々な準備を職員一丸となって精力的にすすめています。
グループのカルチュアとして、ともに働く職員を大切にするということが、本当に徹底されていると実感しています。
そして、1年、3年、5年後といった未来に向けて地域のみなさまから頂戴する、「医療といえばときわ会」というご信頼。その絆がさらに確固たるものになる、そう信じています。
もともとは、娘が熱心に練習に励む道場への送り迎えに際して、間近で見ていたことがきっかけで私自身も始めた、弓道。
兵庫国体(2006年秋)への出場選手として活躍の後、大学に進学してからは弓道から離れていた娘ですが、地元での就職(実は娘も銀行に!)が決まり、来春の卒業を前に練習を再開、今度の日曜日には四段の審査を受ける予定です。
弓道歴6年。去年から多忙が続いた私自身も、この夏あたりからは毎週2回のペースで道場に通うことができるようになりました。
段位ですか?現在五段です。今月水戸で開かれる審査会で「錬士(れんし:弓道において上位者に授与される称号のひとつ)」に初挑戦します!
幸せに暮らせたら、という想い。それが私自身の「夢」です。