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ときわ会の透析装置ときわ会の透析装置

ときわ会常磐病院では、2011年7月のグランドオープンにあたり、JMS社製全自動透析装置GC-110Nを100台導入しました。
さらには、いわき泌尿器科においても今年3月にJMS社製全自動透析装置GC-300Nを45台新規導入しております。
今後、泉中央クリニック、北茨城中央クリニックにおいても、順次全自動透析システムに切り替えていく予定です。
この全自動透析システムを中心に、現在ときわ会グループが目指している透析について紹介いたします。

全自動透析システム

1.逆濾過透析液による全自動プライミング

ダイアライザーと血液回路をセット後、カプラを接続しボタンを押すだけで逆濾過透析液4Lを使用しての自動プライミングとなります。

2.自動脱血

脱血側と返血側を穿刺し血液回路と接続後、ボタンを押すだけで脱血側、返血側同時に脱血がおこなわれ、回路内に充填されていた透析液をダイアライザーを介して抜けていきます。一定量脱血すると自動で透析治療が開始します。

3.急速補液

ボタンを押すだけで逆濾過透析液を血液回路内へ補液することができ、急変時の迅速な対応が可能になります。

4.自動返血

透析完了になると、透析装置からダイアライザーそして血液回路内へと逆濾過透析液が自動で送られ、脱血側と返血側の双方へと血液が戻り透析終了となります。スタッフは、最後に抜針するだけとなります。

以上のシステムにより、スタッフが行う手技や操作を標準化することが容易となり、医療事故、接触感染、ヒューマンエラーなどさまざまな危険を回避することが可能となります。
また、業務の効率化も図れ、十分に患者さんのケア時間を確保することができるようになります。

透析液の清浄化

逆濾過透析液は、直接体内に入るため清浄化された透析液が求められます。
ときわ会全施設において、生菌、エンドトキシン検査を毎月実施しており超純水透析液の水質基準を達成しております。
透析液清浄化のために以下の対策を行っています。

  • 過酢酸洗浄を毎日、次亜塩素酸消毒を週3回実施
  • 透析液供給装置および透析装置全台に、エンドトキシン捕捉フィルターを設置

オンラインHDF

オンラインHDFとは、超純水透析液を置換液として使用した血液透析濾過法(HDF)であり、従来のHDFより大量の透析液で置換することが可能となっております。
これにより、通常の血液透析では除去困難な物質を除去することが可能で、骨、関節痛、掻痒感、レストレスレッグ症候群、不眠、食欲不振、腎性貧血などの透析に伴う不快な症状の改善が期待されております。
現在、常磐病院18台、いわき泌尿器科5台のオンラインHDF専用装置が設置されており、積極的におこなっている状況です。

ときわ会グループでは、全自動透析システム、超純水透析液、オンラインHDFの3点を基本に、合併症が起こりにくい透析をめざしております。
生活の質(QOL)を左右するのは合併症の有無といわれております。
透析患者さん全員が、より安楽な生活を送っていただくために、これからも最善の透析医療を提供してまいりますので、今後ともよろしくお願い致します。