人工透析とは腎臓の機能が低下した患者さまの体に溜まった水分や、老廃物を除去する治療のことです。その際、一旦血液を抜き出し、老廃物等を除去した後に抜き出した血液を体に戻します。この血液の出入り口のことを「バスキュラーアクセス」と言います。バスキュラーアクセスは、主に前腕の動脈と静脈を接続して作られます。このことによって血流量が確保され人工透析が行いやすくなるのです。このバスキュラーアクセスにトラブルが生じてしまうと、透析ができなくなってしまいます。透析を必要とする方にとって、まさに命綱とも言える大切な場所です。
しかし、血管に負担がかかるため、血管が狭くなったり、詰まってしまったりなど様々なトラブルが起こることがあります。
当院では人工透析を行っていることもあり、そのようなトラブルに迅速に対応できる必要性がありました。そういった経緯から、血管の治療を専門とする「バスキュラーアクセスセンター」が開設しました。平成24年7月の発足から平成25年7月末まで約600件以上の症例に対処しており、各トラブルを解消してきました。
当院に通院されております透析患者さまが安心して透析生活をお送りいただけるようにスタッフ一同努めております。バスキュラーアクセスについてお困りのことがございましたらご相談下さい。
平成2年3月 | 岩手医科大学医学部卒 |
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平成7年3月 | 医学博士号取得 |
平成15年1月 | 医療法人 社団ときわ会富岡クリニック院長 |
平成30年4月 | ときわ会常磐病院 バスキュラーアクセスセンター長 |
日本泌尿器科学会専門医、指導医 日本スポーツ協会公認スポーツドクター 透析バスキュラーアクセスインターベンション治療専門医 |