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2013年06月06日
こんにちは。在宅支援リハビリテーション部 理学療法士の石井光雄です。
今回はテレビなどで取り上げられたこともある、足こぎ車椅子「Profhand」をご紹介いたします。
当苑では昨年度に購入し、利用者様に乗車していただき、大変好評を得ております。
まず、足こぎ車椅子の適応疾患や障害ですが・・・
①脳血管障害(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)による歩行障害
→麻痺の程度が重度〜軽度の方まで使用可能
②脊髄損傷不全麻痺による歩行障害
③パーキンソン病やパーキンソニズムによる歩行障害
④廃用症候群による歩行障害
⑤外科的手術後の歩行障害
⑥歩行時疼痛を伴う関節疾患
と様々な疾患や障害に適応することができます。
そして、効果としてはどのようなものがあるのでしょうか!?
身体的側面と心理的側面からみていきたいと思います。
身体的側面ですが・・・
①乗車後、麻痺則のストレッチ効果が得られやすくて歩きやすくなる。
②歩くスピードが速くなる。
③日常生活の動作が安定する。
④立位保持の介助量が軽減する。
⑤心臓への負担はごく軽度なので、安全・楽に移動ができる。
と言われています。
次に、心理的側面ですが・・・
①笑顔が多くなった。
②他のことにも興味を示すようになった。
③知り合いにも気軽に会いに行けるようになった。
④リハビリに対して意欲的に取り組む姿勢が見られた。
⑤リハビリの練習がスムーズに行うことができた。
など、様々な報告があり、身体機能向上やモチベーションの向上に繋がるようです。
さらに、当苑の利用者様からは
①足が軽くなった。
②足が出しやすくなった。
③こんなに足が動くとは思わなかった。
などの感想をいただきました。
今後も積極的に乗車していただきたいと思います。