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2014年02月03日
こんにちは。栄養士の為永です。
今日は節分です。
節分には「季節を分ける」という意味が含まれていて、言い換えれば、「季節の変わり目」という意味にもなります。
季節は、「春夏秋冬」と書くように、一年の始まりは「春」。新しい一年が始まる「立春」の前日に、『これから始まる、新しい一年が、不幸や災いが無い一年になりますように』との願いが込められているそうです。
では、なぜ節分に豆まきをするのでしょうか?
昔話になりますが、昔、京都に鬼が出て、みんなを困らせていました。その時、神様からのお告げで、豆を鬼の目に投げて、退治したという話があります。[鬼=魔]、「魔を(ま)を滅(め)っする」という言葉から、その年が無病息災で過ごせるようにと、豆を撒くようになったそうです。
また、撒く豆は「煎った大豆」でなければならず、芽が出てくる生の豆からは、「魔」が芽から出てくるということで、大変、縁起が悪いともいわれているそうです。
そしてもう一つ。なぜ節分に「恵方巻き」を食べるのでしょうか?
「恵方巻き」の恵方とは、その年の最も良いとされる方角のことで、その方向に向かって、目を閉じて願い事を思い浮かべながら巻き寿司を丸かぶりすると、願いが叶うといわれます。
巻き寿司を切らずに一本丸ごと食べるのは、「縁を切らない」という意味も込められているそうです。
おばあちゃんの知恵袋のようになってしまいましたが、とても面白く、為になるお話だと思いませんか?
当苑のお昼は「恵方巻き」とはいきませんが、利用者様の大好物「のり巻きとおいなりさん」でした。また、おやつは厨房のみなさんの手作りの怖くない可愛らしい「鬼さんケーキ」♪ どちらも美味しく頂きました。ご馳走様でした!
午後からは各棟で、「鬼は外~!福は内~!」と、元気に豆を撒く利用者様と職員の声が聞こえていました~(^^)/
最後に、今日、のり巻きとおいなりさんが大好物だった利用者様が、天国へ旅立ちました。
大好きだったのり巻きとおいなりさん。最後に食べさせてあげることができなかったことが、とても悔やまれます。
体調が悪くなってからも車椅子を自操して食堂へ向かい、「少しでも食べなきゃね・・・」と、頑張ってご飯を食べていました。お声をかけると、とても辛いはずなのに、こちらが元気になるような笑顔でいつも応えて下さいました。
本当にありがとうございました。心から、ご冥福をお祈り致します。