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ときわ苑に、入浴電動リフトが導入されました。

2014年04月03日

みなさん、こんにちは。
在宅支援リハビリテーション部の高野栄吉です。

 このたび当苑ユニット3階の浴室に設置しました入浴用電動リフトについて
ご紹介させていただきます。

 普段ご家庭の浴室で、転びそうになったり浴槽からの出入り時に縁を
またいだりする時に、ヒヤッとされた方もいらっしゃると思います。


 浴室内は足元が非常に滑りやすい上に転倒すれば大けがをしてしまう、
御家庭の中でもリスクの高い場所です。

さらに、お体が不自由な方であれば更に危険が高まります。
介助が必要となりますと、裸のためどこもつかめない介助は細心の注意が必要で、
介助者はもちろん御本人も転倒・怪我などの不安を感じながら入浴をしなければいけません。

入浴介助でも特に高低差の激しい浴槽の出入りの介助は
介護のプロの我々でもかなりの体力と神経を使います。


 今回導入した入浴用電動リフトは、
その危険な浴槽の出入りの動作負担を軽減するものとなっております。
このリフトの最大の長所としては、浴室に入ってから出るまで
一度も浴室内で、立ったり乗り移ることなく入浴を行えることです。

 現在、当苑では、安定して浴室内を歩くことができない利用者様に、
浴室内の移動専用のキャスター付椅子(以下シャワーチアー)を使用しております。
この入浴用電動リフトは、利用者様が乗っているシャワーチアーそのものを
持ち上げ浴槽に入る仕組みとなっております。
このため、利用者様に浴槽の縁などに移っていただいたり、深い浴槽から縁を越えて
足をまたぐ動作も一切不要となります。

ただ、浴槽に入る際に椅子後と吊り上げるため
不安感を訴える利用者様もいらっしゃいましたが、
数回の使用で不安なく落ち着いて入浴を楽しんでいただけるようになりました。

 また、この入浴用電動リフトは我々職員にとっても、無理な姿勢で
浴槽の出入りの介助をすることがなくなりました。
その分利用者様の様子を見ながら、ゆっくり落ち着いた雰囲気の中で
入浴をしていただけるようになりました。


 今回の入浴用電動リフトが導入されたことによって、
それぞれの利用者様の状況に応じた介護方法が出来るようになりました。

浴槽の出入りによって痛みや重度の負担がかかるなど、
利用者様の現状をしっかり評価していきながら
これからもこの電動入浴リフトを活用していきたいと思います。

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介護老人保健施設 小名浜ときわ苑

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