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2016年08月20日
こんにちは。
小名浜ときわ苑の在宅支援リハビリテーション部
言語聴覚士の木村元美です。
今回は調理リハビリについてお話させていただきます。
認知症の方のリハビリの一環や、
自宅での生活を控えた利用者様の家事動作のリハビリとして実施しています。
昔行っていた動作を思い出すことや
お料理がお好きだった方の意欲向上、ご自宅に帰る方で
お味噌汁やおかずを1品でも家で作りたいと希望されている方と目的は様々です。
おひとりおひとりの能力や目的を考慮し、
スタッフと利用者様が1:1でお手伝いができるように実施しています。
調理リハビリは今回で2回目の開催となりました。
前回から参加された方2名と、今回から新たに1名の方が参加しました。
自宅での生活を控えた利用者様は自宅での生活行為を想定して、
調理で使用する食材を近所のスーパーへ買い物に行きました。
前回よりも慣れた様子で、買い物カートを押しながら食材をかごに入れていきます。
その後、お会計を済ませてリュックに食材を詰め込む作業も行いました。
実は、、、この日の為に歩行練習の際はリュックに重りを入れて
約200mの距離を何週にわたって練習してきました。
そしてついにこの日が・・・・!!!!
重いリュックを背中に背負い、杖を付き一歩一歩前に足を運んでいきます。
とても安定した歩きで私たちスタッフも一安心です。
これで自宅に帰ってもお買い物に行けますね!
帰ってくるとお2人の利用者様も合流しました。
1人が洋食屋さんに長年勤めていたということもあり、
今回はハンバーグとポテトサラダ、玉ねぎとカニカマの酢の物を作りました。
包丁で食材を切り、ハンバーグの種を作ったり、ハンバーグを丸める工程も
みんなで楽しく行うことができました。
調理は実際に卓上コンロを利用し、火の管理ができるか、
一連の流れを順序立ててできるのか確認しながら行っていきました。
最後はお皿にきれいに盛り付け、利用者様とスタッフで美味しくいただきました。
料理が完成した時の皆さんのお顔がとても素敵で印象的でした。
今後も定期的に行っていけたらと考えています。