ときわ会HOME > 介護老人保健施設 仮設楢葉ときわ苑 > スタッフブログ
2013年11月08日
こんにちは。リハビリテーション部の吉田です。
あなたにとって大切な作業(活動)はありますか?
1人1人それぞれの人生の中で、
大切なもの・楽しみを持てるものなど様々だと思います。
リハビリテーション部では、利用者様とリハビリや話をしながら、
利用者様が大切にしている作業を探り、
その人が選択した活動をどの様な形で実現して行けるか、
日々試行錯誤しています。
ある利用者様は、病気になる前まで‘粘土細工’の教室に通われていたと語りました。
興味を示す様子が見られる半面、
「こっちの手足(麻痺のある手足)が動かないから、何も出来ない」と話されていました。
病気などによって手足が不自由になってしまった方は、
「手(足)が動かないから何もできない」と思ってしまう方が少なくないと思います。
しかし、
一人で出来なくても誰かのサポートがあれば・・・
何かほかの道具を活用してみれば・・・
それに似た作業をしてみたら・・・
その人が大切にしていたことも出来るかもしれないのです!
作業を行うことに、消極的な利用者様でしたが、
実際に粘土に触れてみると
「粘土はもう少し固かったかな」「こういう道具が必要になんだ」
と普段は口数が少ない利用者様が、笑顔で話をしてくれました。
出来る所や知っていることは、利用者様自身に行ってもらい、
出来ない部分を私たちがサポートし、
利用者様が大切にしている作業を日々探っていく。
施設という限られた空間ではありますが、
利用者様がその人らしい・楽しみを持った生活を送れるよう、
これからも職員一丸となって利用者様の支援を行っています。