支援相談員の馬目です。今年もよろしくお願い致します。


施設の廊下には、利用者様の願い事を書いた絵馬が飾られています。


絵馬とは言っても、職員が画用紙で作った物です。


利用者様ご自身で書かれたり、職員が利用者様からお聞きしたものを代筆させていただきました。


その願い事を拝見しますと、「元気に過ごしたい」「歩けるようになりたい」などの、お体に関する希望が多く見られました。


それに混じって「家族と一緒に暮らしたい」「家に帰りたい」などの願いもありました。


双葉郡の利用者様の中には、震災後から一度も故郷の景色を見ていない方も多くいらっしゃいます。


避難を余儀なくされ、同居していた家族と離れ離れに生活しなければならなくなった利用者様もいらっしゃいます。


年末年始になると利用者様は、生まれ育った故郷で家族や親戚と過ごした賑やかなお正月を思い出しているようです。


震災からあと２カ月ほどで３年が経過しますが、双葉郡は避難解除されていない地域がほとんどです。


当施設も仮設の施設で、故郷やご自宅と同じ環境ではありませんが、利用者様が少しでも楽しく穏やかに過ごすことができるように、今年も職員一同、益々頑張っていきたいと思います。