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2014年04月07日
みなさん、こんにちは!
副施設長の木田です。
先月末に神奈川県立保健福祉大学で開催されました第一回臨床作業療法学術大会にて、作業療法士の遠藤が口述発表を行いました。
ちなみに私も座長として、少しだけお手伝いをさせていただきました〜と、さり気なくアピール(^^)v
演題名は「被災地への想いを整理する過程で意志の変化がみられた事例」です。
震災や原発事故は、地域住民から住み慣れた故郷や大切にしていた活動、生活の中で担っていた役割を奪いました。
しかも、原発事故の影響により、被災地の未来は不透明なままです。
いつ故郷に帰れるか分からない、未来が想像できない毎日を送る…
そのような日々が続くことで、自分が未来に向かって何をして良いか分からなくなってしまう方が多くいらっしゃいます。
被災された利用者様にとって意味のある大切な活動は何なのか、そして、それを獲得するためには何が必要か、今すべきことは何なのか…
私達は、こうした利用者様の心の葛藤に真摯に向き合い、想いを整理することを手伝いながら、意味のある活動を獲得するべく共に歩んでいます。
震災から3年が経過しましたが、未来へ向けて新たな一歩を踏み出すことができない方は、未だ大勢います。
このような現状で今の私達にできること。
それは、被災された方々の想いに寄り添い、未来に向かって「共に歩む」支援を続けていくことなのではないかと感じます。
被災地の未来が不透明だからこそ、必要な時にそっと寄り添える存在であり続けたいと考えます。
楢葉ときわ苑は、利用者様と未来に向かって「共に歩む」支援を継続してまいります!