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2014年04月24日
こんにちは。理学療法士の鈴木です。
春を待ち遠しく思っていたのもつかの間、あっという間に、4月も終わりに近づいています。
日中の気温はだいぶ上がってきて、日によっては汗ばむこともありますが、朝はまだ、なんとなく、ひんやりした空気感を感じる日があります。
さて、季節の変わり目のこの季節、また、就職などで環境が変わって少し経った今、体調を崩している方、いませんか?
体が急に疲れやすくなった、だるさを感じる、「気のせいかな・・・」と思うほどのことでも、理由があるようです。
これらの症状は、周囲の変化を体内の自立神経が感じ取った結果、起きている自然な反応。自立神経は身体を健康に整える役目を持っている神経ですが、気温の変化などがストレスになり、免疫力、抵抗力が下がり、症状が出やすくなっているのです。
当施設に入所されている方から「夕方になると頭痛がして・・・血圧も上がったり下がったりでね」という不安の声があがりました。
自立神経の乱れに対しての改善策には、睡眠をしっかり取ること、規則正しい生活を送る、緊張をほぐすなど、あげられています。この方は、日常生活は規則正しく送られております。そこで、この方が少しでもよい体調を取り戻すために、なにができるか話し合いました。その結果、ケアチームで足浴を行い、リハビリでは腹式呼吸でリラックスした後に趣味活動として行っていた刺し子を行ってみることにしました。疲れも心配しましたが、静かな環境で自分の時間を持つことがリラックスにもつながっているようです。
この方が元気になるまで、もう少し時間がかかりそうな様子ですが、それぞれの方向から、サポートをしていきたいと思っています。
この方に限らずですが、ほんの少しの時間でも、自分の時間をうまく作り、大切にしたいものだと感じるこの頃です。