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2014年05月05日
みなさん こんにちは。介護部の遠藤です。
ところで、「やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ泣けとごとくに」って歌知ってます?
自分が小学校の頃の、道徳か国語の時に暗記させられた石川啄木の歌ですが、
よほど印象に残ったのか、覚えているんですよねぇ~。
短歌の意味としては、うっすら覚えている程度ですが
作者が故郷を離れ東京で生活していた時、故郷を思いだし読んだ歌だったかと思います。
東京で生活し実際には見えないが、目を閉じると新緑が色づく北上川が見えるようだ。泣けるほどに故郷が恋しく懐かしい・・そんな意味だったかな??
人により故郷は違いますし、思い出や印象も変わります。
現在、当苑の利用者様の多くが故郷に帰ることができない状況です。多くの方が農業に携わり、畑や田を開拓し、自宅を含め慣れ親しんだ風景を見ることすらできない・・。
昨年度、少しでも利用者様の「望郷の思い」を叶えるべく、取り組みを行いました。
その、取り組みを今年10月に行われる「全国介護老人保健施設大会」に、演題とし発表したいと思います。
楢葉ときわ苑介護部としては初の事ですが、よろしければお立ち寄りください。