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2014年06月13日
みなさん、こんにちは!
副施設長の木田です。
今回は、先日インターネットで見つけた記事をご紹介します。
長生きの秘訣は、運動や食事より『生きる目的』
http://www.huffingtonpost.jp/2014/05/14/key-to-long-life_n_5320959.html?utm_hp_ref=fb&src=sp&comm_ref=false
少し長いですが、以下に一部引用します。
長生きの鍵を握るものは何だろうか。運動をよくすることだろうか、それとも野菜をたくさん食べることだろうか。実際のところ、長生きするために重要なのは、もっと抽象的なものらしい。それは「目的意識」だ。
長寿について調査した研究チームによると、人生に目的や目標があると感じている人は、世代にかかわらず、そうでない人より長生きする可能性が高いという。
「われわれの調査によれば、人生の目標を見つけ、達成したいと思える重要な目標を定めることは、目的を見つけた時期にかかわらず、その人が長生きするのに貢献する。したがって、人生の目標を見つける時期が早いほど、長生きを助ける効果は早く起こる可能性がある」と、今回の研究を主導したパトリック・ヒル准教授は述べる(6000名を超える参加者のデータを14年間にわたって調査したもの)。
研究チームによれば、(調査期間中に)亡くなった人々が報告した内容は、まだ生存中の人々に比べると、肯定的な人間関係が少なかったほか、人生の目標が低かったという。全体として、人生の目標が大きいほど死亡リスクが低いことが一貫して予測でき、若年、中年、老年の参加者すべてにおいて、同じ効果のあることが示された。そして、目的意識を見つける時期が早いほど、その効果は高いという。
「目的を持った方が長生きできるという予測が、若い人でも年配の人でも同じように成り立つことが証明されたのは非常に興味深い。これは、目標を持つということ自体に、長生きにつながる力があることを示すものだ」とヒル氏は説明する。
いかがでしたか?
普段から目的意識を持つことが、アルツハイマー型認知症のダメージから脳を守るのに役立つことが示唆されているというような研究もあるようです。
リハビリや介護予防事業などで、筋力を鍛える・歩行訓練をするなど、運動を中心としたメニューが提供されることは多いと思います。
もちろん、健康を維持するためには、これらのメニューは必要ですよ。
ですが、運動することはあくまで一つの手段であって、それ自体が目的ではありません。
大切なことは、何のためにそれをするのかということだと思います。
どのような目的を果たすために運動をするのか。
孫の結婚式に参加したいから、友人と旅行に行きたいから、家族のために家事を行いたいから、などなど。
人によって目標にしたいと思う活動は様々あります。
ですので、その方にとって大切な活動や人生の目標を共に探し、どのようにすれば実現できるかを共に考え、獲得に向けて共に歩んでいく。
そのような姿勢が必要なんだと改めて感じています。
人がその人らしく、より良い人生を送るために、私達にできることは何なのか。
当施設では、これらを常に意識した支援を続けていきたい思います^^