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梅ジュース作り

2015年07月10日

皆さん、こんにちは。リハビリテーション部の吉田です。


天気の悪い日が続いていますが、皆さん体調などいかがお過ごしでしょうか?

肌寒く感じる日が続いているので、

天気が良い日は利用者様と一緒に外に散歩に行くのが日課になっています。



先日、ある利用者様との話の中で、夜眠れない時に梅酒を飲んでいたとのお話がありました。

梅酒を作れれば一番なのですが、施設内でアルコールはNGのため、

今回は『梅ジュース(シロップ)』と作ることになりました。



普段ホールで過ごしていると

「部屋に戻って休みたいな」と険しい表情で話しかけてくる利用者様ですが、

梅ジュースの下準備として、梅のへた取り作業を依頼すると目の色が変わりました!!!

梅の入ったボールを自分の手元に引き寄せ、梅のヘタを真剣かつ丁寧に取り除き一言!

「このまま食べたいね(笑)」

そこは何とか我慢してもらい梅を一つ一つ丁寧に並べ、梅→氷砂糖→梅氷砂糖の順で詰めていきます。

そこから10日間いまかいまかと完成を夢見て利用者様と瓶ふりを行いました。



10日後、利用者様と一緒に梅のエキスが染み出した梅ジュースの中から

梅となぜか解けなかった氷砂糖の塊を取り出し、いざ試飲!!!

ん?!しょっぱい!!!!

なんと氷砂糖と塩を間違え(約半分)て漬けてしまい、『塩梅ジュース』になってしまいました。

「少ししょっぱいけど、おいしいよ!」

「みんなのおかげで一緒に作れて本当に良かった」

と話された利用者様。

来年こそはおいしい梅ジュースを作るぞ、とスタッフ一同心に決めました。



利用者様にとって大切に思っている活動や作業は一人ひとり違います。

その人の思いや語りを日々の生活の中や会話の中から拾い集め実現していく。

その人がその人らしい生活ができるようアンテナを張り巡らせて

施設での生活をより充実したものにできるよう、頑張ってまいります。

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