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2016年01月21日
こんにちは。支援相談員の馬目です。
昨日、いわき市医師会主催の「看取り研修会」に参加しました。
当施設からは、看護師や作業療法士、介護支援専門員、支援相談員が参加しました。
当施設では、外部で行われる様々な研修会や講演会などに積極的に参加し、日々自己研鑚やサービスの質の向上に努めております。
さて、今回の研修ですが、終末期のあり方が重大な社会問題となっている中、我々専門職がどのように看取りやその支援を行っていくべきかを学ぶというものでした。
昔は家で終末期を迎える方がほとんどでしたが、昭和51年に医療機関で終末期を迎える方の方が多くなり、現在では医療機関で終末期を迎える方が圧倒的に多くなっています。
それに伴い、施設で終末期を迎えるという方も増えてきており、当施設も例外ではありません。
研修の中で、その方がどのような終末期を迎えたいのか、どのような「逝き方」を望むのかを、専門職も一緒になって、元気なうちから話し合っておくことが重要という話しがありました。
元気な方に終末期のことを話すことは、これまではタブーとされるような風潮がありました。
しかし、最近は自分の終末期をどのように迎えるか、自分で決めておきたいという方も増えてきています。
それを決めておくことで、人生の終末期に充実した最後を迎えることができますし、それを看取るご家族も納得してその方の「逝き方」を見守り後押しすることができるのだと思います。
当施設では、まだ積極的に利用者様と終末期についてお話しすることはしておりません。
今後は利用者様に、どのような終末期を迎えたいかのお話しも伺っていければと思います。
終末期のお話しを伺う中で、その方のこれまでの人生や想いを知り、今後の個別ケアに活かし、終末期に「よい人生だった」と思っていただけるような支援がしていきたいと思います。