ときわ会HOME > 介護老人保健施設 仮設楢葉ときわ苑 > スタッフブログ
2016年02月16日
みなさん、こんにちは。支援相談部の大平です。
週末はだいぶ暖かくなったと思ったら、急にまた冬に逆戻りで・・・体調管理がむずかしい時期ですね。
ところで、今日はセラピー犬 蓮と女性利用者A様の触れ合いの様子をお伝えしたいと思います。
A様は、夜あまり眠れない日があり、日中も車いすに座りながらウトウトされてしまうことが多い方
です。眠りが深くなりすぎて、名前をお呼びしても起きないときは、お食事を召し上がることもできなく
なってしまいます。
しかし・・・
ウトウトしてなかなか起きない状態でも、「タロに会いにいきましょう」とお誘いすると、「はい」と
返事をされ、目をパッチリ開いてくださるのです!!
この日もホールで車いすに座ったまま眠っていたAさん。「タロ」の一言ですぐに起きてくださいました
。
1階事務所前にお連れすると、蓮もAさんの顔を見てソワソワ。蓮も初めは「タロ」と呼ばれる
ことに戸惑っていたようですが、最近は慣れてきたのか「タロ、お仕事」と言うと、すぐに出入口に向か
っていきます。
「タロ」とは、昔A様がご家族と一緒に飼っていた柴犬だそうです。Aさんは、初めから蓮を「タロ」
と呼んでいます。先日、面会に来られたご家族様も蓮を見て、「本当にそっくりな犬がいるんですね!」
と驚かれていたほどです。
普段口数が少ないA様ですが、「タロ」と触れ合っている時は、笑顔も見られ昔お孫さん達と一緒に
「タロ」と遊んだ話などを教えてくださいます。「タロ」は頭の良い犬だったようで、「1」と言うと、
1回、「2」と言うと2回吠え、数が数えられる犬だったとか・・・最大「5」まで分かった
そうです!
最近、蓮がA様の膝の上に乗ってじゃれたり、時には耳や顔を舐めたりすることもありますが、
A様が本当に楽しまれているのが分かります(^^♪
蓮(タロ)と触れ合った後は、目もパッチリなのでお食事も召し上がって頂けるようになります。
日中眠ってしまうと夜間なかなか眠れなくなり、生活のリズムが乱れてしまいます。
しかし、セラピー犬と触れ合うことで、少しでも日中起きている時間が増えるようになれば、
生活のリズムの乱れが少しは改善されるのではないかと思います。
蓮も「タロ」に扮して、一生懸命頑張っています!
毎日という訳にはいきませんが、今後もA様と「タロ」の触れ合いは継続していきたいと思います。