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第二回認知症情動療法セミナーに参加してきました!

2016年04月15日

こんにちは。介護部門 遠藤です。

去る2月27日、(株)ユニケアさん主催の第二回認知症情動療法セミナーに参加してきました。

認知症情動療法の言葉を初めて耳にされた方もいらっしゃると思います。
私も苑で回覧している「シルバー新報」に紹介されていたものが気になり、今回参加させて頂きました。

「認知症情動療法」とは、認知症スケールで有名なMMSEなどの認知機能(IQに着目するのではなく、情動機能(感情などのEQ)に主眼を置いています。

EQという言葉も初めて耳にしましたが、IQは脳で言うところの「大脳新皮質」で知性や手段など発達段階で獲得したものに対し、EQは「大脳辺縁系」で本能や感情を司る分野に分類されるとのことです。

このEQの部分に働きかけることで問題行動(BPSD)の減少を目指すために開発されたものが「認知症情動療法」であると教えて頂きました。

今後、団塊世代の方々の高齢化に伴う要介護状態・認知症発症が予想されますが、「薬に頼らないケア」ができるとしたら、自分達ケアの可能性も大いに広がると考えます。

セミナーには秋田や大阪など遠方からいらっしゃった方もおり、関心の高さを伺えました。

セミナー内容は、認知症情動療法協会の方が講師役を務め、情動療法の概論をご紹介し、やり方や効果などをデータや動画を見せながら説明して下さいました。

講師の方も現場経験があるので自分達に近い目線の話をしてくださり、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
見せて頂いた動画を見ると「この方、本当に問題行動があるの?」と目を疑うくらい、穏やかで生き生きとされている方々の姿がありました。

今回セミナーに参加して感じたことは、ケアの質によりその方今後の人生が変わると思いました。

感情に届く寄り添ったケアを行うことで、「困った方」「手のかかる方」ではなくその方らしい生活が送れる ということです。

目標はもう少し先ですが、研鑽し達成できるよう努力してまいります。

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介護老人保健施設 仮設楢葉ときわ苑

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