ときわ会HOME > 介護老人保健施設 仮設楢葉ときわ苑 > スタッフブログ
2016年05月23日
皆さん、こんにちは。リハビリテーション部の吉田です。
暖かい日が続き、利用者様と共に屋外散歩をする機会がふえてきました。
今年も苑の畑やプランターにはたくさんの野菜が植えられ、利用者様も自分で選らんだ野菜が育つのを楽しみにしています。
今年初の試みとして、‘バケツで稲’を育て始めました。
久しぶりに触れる稲に、利用者様たちも話が弾み今から夏・秋の収穫を楽しみにしています。
さて、こちらの施設の入所サービスでは、長期入所と短期入所(ショートステイ)の利用者様が過ごしています。
ショートステイの利用者様は月に数日こちらの施設を利用されています。
短い期間ではありますが、苑での生活が充実したものになるように、その方がやりたいことや大事にしていることを聞かせていただき、支援させていただいています。
ある利用者さまが、苑を利用される際には、ホールで同郷の利用者様とのお話を楽しみにされていましたが、ある日のリハビリの際、「時間があるから、何かしてみたい」との話をされていました。
興味のある活動などを確認し、「折り紙手芸」の製作を数か月前から始めました。
どんな活動に対しても積極的な利用者様ですが、目の見えにくさや手の使いにくさの訴えがありました。
今回作った作品は折り紙を8等分にした後、一枚ずつ決まった形の三角に折り、それを300個近くも折らなくてはなりませんでした。
大変な作業でしたが、ショートステイの利用の度に「がんばるよ」と少しずつ作業を進め、難しい作業はこちらで手伝わせて頂き、先日一つの作品を完成することが出来ました。
作り終わった後、「かわいいね。大変だけど、家でもやってみようかな」と笑顔で話をされていました。
その人がその人らしく生活するため、一人一人の思いに寄り添いその人にとって意味のある活動・作業の選択や遂行の支援をしていくことで、苑での生活をより充実したのものにできると考えております。
その為には、私たち職員も日々成長するため、互いに切磋琢磨できるよう頑張っています。
施設内には利用者様が作った作品がいくつか飾ってあります。
苑にお越しの際は、利用者様が作った作品を皆様に見ていただければと思います。