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環境に慣れる

2017年04月21日

こんにちは。 リハビリテーション部 鈴木です。

桜を待ち遠しく過ごしていましたが、あっという間に満開になり、あっという間に散ってしまいましたね。先週末は暖かく、お花見を楽しまれた方も多かったのではないでしょうか? 


さて、新年度の4月も中旬が過ぎ、新生活にも徐々に慣れてきたころではないでしょうか?

私事ですが、わが子が長年通った保育園を卒園し、新一年生として小学校に入学しました。
本人さながら親である私の方が環境が変わることに戸惑いや不安を感じていたのが正直なところです。(自分がこんなに心配性であったことに驚きました(*_*))
・・が、元気に通学する子どもの様子を毎日、見ているうちに、不安が徐々に減ってきていることも感じるこの頃です。


さて、新しい環境に慣れる、ことを考えてみました。自分の意思とは関係なく、新しい環境に置かれる機会は誰にもあることです。

歳を重ねることで、身体的な衰えを感じることは少なからずあるのではないでしょうか。それ以外にも加齢によって変化するものはありますが、身体に備わる"目新しい環境に馴染むための適応能力" も低下する、と言われています。新しい環境に適応するためには、視知覚機能や記憶力、想像力、柔軟な思考力など、より高次な脳機能が必要とされています。高齢になれば、低下する割合も増えることになります。

仮に、新しい場所、新しい人達の中で生活していくことへの適応がスムーズにできない場合、一時的に落ち着かなくなったり、言動が今までと変わってしまうことなどの症状が出ることがあります。しかし、新しい環境に適応できてくることで症状は改善するとも言われています。


当施設でも、新規の利用者様が入所する際、本人様の生活歴などを含めてよく知る、ことからはじめます。本人様にとっては、なにもかもが新しい環境です。できるだけ早く環境に慣れ、その方にとって居心地の良い環境で過ごすことができるよう、適切なコミュニケーションを心がけ、寄り添った関わりを意識しております。

居住スペースにも本人様が好んでいるものやご家族の写真などを飾ったり、本人様が作品として作ったものを飾ったり、その方にとって居心地の良い、落ち着ける環境を利用者様とスタッフが共に作るようにしております。満足していただけているかと思いますが・・


施設全体が利用者様の生活の場になります。ここで暮らす利用者様にしか感じられないことも多くあると思います。今後も利用者様の声を大事にしながら、少しでも元気に過ごしていただけるよう援助していきたいと思っています。

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介護老人保健施設 仮設楢葉ときわ苑

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