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こんにちは、小名浜ときわ苑リハビリテーション部、作業療法士の高野栄吉です。私からは「認知症に対しての心構え」です。
現在、多くの人が認知症についての将来的な不安を抱いているということは、書店などで多くの認知症予防に関する書籍を目にすることからもよくわかります。
それらの書籍では、『大人のための計算ドリル』や『音読、塗り絵』など、簡単な問題や課題を行うことによって、眠っている脳が活性化されると謳われています。
当苑でも、入所・通所利用者のみなさまに、計算ドリルを週2回程度を実施していただいています。仲のよい利用者さまたちが集まり、みんなで一緒に行うことによって、計算を解く喜びに加えて、「みんなで楽しい時間を過ごせる」「(利用者のみなさま同士の)交流が深まった」とご好評をいただいています。
このように、たとえば「計算ドリルを一緒に行う」ということをきっかけに、ご利用者さまのコミュニケーションが増え、楽しみを感じる、それが認知症予防には重要ではないかと感じています。
計算ドリルなどいろいろな方法などをうまく活用すると共に重要なのは、家族間のコミュニケーションを増やすことや同じ趣味を持つ仲間など他者との交流を図ること。こういったことが、もしかしたら認知症に対しての最良の方法かもしれませんね。