「公益財団法人ときわ会 常磐病院」では、本日2月19日より、災害医療支援チーム「DMAT」の車両導入のためのクラウドファンディングを開始しました。
【常磐病院DMATカー導入クラウドファンディング】
https://readyfor.jp/projects/joban2023
■常磐病院DMATカー導入のためのクラウドファンディング開始に当たって
災害医療支援チーム「DMAT」は、災害時における医療支援の先鋒として活動を行います。原発事故以降も、いわき市は水害により何度も被災をしており、その必要性から常磐病院も2023年に、いわき市で2つ目のとなるDMATを立ち上げました。
令和6年の年明けに発生した「能登半島地震」においては、「常磐病院DMAT」も初派遣を経験しました。震災の5日目に石川県珠洲市に入り、病院支援や搬送支援に当たりました。
「能登半島地震」の際は、道路条件が悪く、思うように患者搬送が出来ない状況でした。そのような中でも、患者搬送が可能な「DMATカー」を持つ隊は、多くの患者さんを搬送することが出来ていました。
救急の現場において、搬送の一分一秒が命に関わります。もし、あの時常磐病院DMATにも専用車両があり、より搬送をよりスムーズに行うことができていたならば、もっと救える命があったのでは、と非常に悔しい思いを経験しました。
このような悔しい思いすることをもう二度と繰り返さないため、DMATカーの導入を早急に進めたいと始動しました。
いわき市は、震災以降、台風や大雨被害など様々な災害に見舞われています。地域の皆様と手を取り合い、いわき市の緊急時、災害時の医療体制の充実を図り、さらには、いわき市のみならず全国で発生する災害地域の命を繋ぐことができる体制を整えていきたいと考えております。
お力添えを賜りますよう宜しくお願いいたします。