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外科外来

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「外科」とは?

【外科】は【整形外科】とよく間違われますが、【整形外科】は四肢および脊椎などの、骨、関節、筋肉、靱帯などを治療する診療科で、【外科】は首からおしりまでの内臓の病気やけがに対して、主に手術によって治療する診療科です。

胃や腸などの「消化器」といわれる部門が専門です。切り傷や擦り傷、皮膚のできものに対しても治療します。当院で治療を行う代表的な病気としては、鼠径ヘルニア食道裂孔ヘルニア胆のう結石症内痔核などです。また、「床ずれ」と言われる褥瘡に対しても専門的な治療を行います。

褥瘡

体の自由が利かなくなり、寝たきりになったり車いすの生活になったりすると、背中やお尻、踵や大転子部などに皮膚に穴(潰瘍)ができてしまう病気です。しっかりと治療をしないと、筋肉や骨が腐ってしまうことがあり、膿や熱が出たり、だんだんと体の具合が悪くなっていってしまうことがあります。

鼠径ヘルニア

立ち上がったりお腹に力を入れたりしたときに、足の付け根部分(鼠径部)がポコッと膨れてくるような症状で気づかれることの多い病気です。腸が出てしまうような状態であり、「脱腸」とも呼ばれています。痛みがなく、寝ると膨らみがなくなることが多いのですが、急に押しても戻らなくなり、硬く痛みを伴う「嵌頓」と言われる状態になってしまい、場合によっては腸が腐ってしまうことがあります。

食道裂孔ヘルニア

おなかの中にあるはずの胃が、胸のほうまで引き上げられてしまう病気です。主な症状は胸焼け・胸部違和感・胸痛などです。逆流性食道炎といわれる病気の原因となることがあり、お薬の治療で症状が治らないときは手術を行うことがあります。

胆のう結石症

みぎ上腹部の肝臓の下にある胆のうの中に結石ができる病気です。主な症状はみぞおちの痛み、みぎ肩の痛み、吐き気、嘔吐、食欲の低下などですが、症状がなく、検診などで指摘されることも多いです。胆のう結石症が原因で、胆のう炎を起こしてしまうと、激しい痛みを来すことがあり、重症化してしまうこともあります。

内痔核

いわゆる「いぼ痔」といわれる病気です。症状としては排便時の出血と痛み、かゆみです。ときには、出血によって便器が真っ赤になってしまうこともあり、ひどくなると貧血の原因になります。また大きくなると肛門から外に出てしまうこともあります。ほとんどはお薬で治療しますが、ひどいときは手術を行います。

*同じときわ会の常磐病院外科と連携し、高度な外科手術が必要な場合は、常磐病院で手術を行ったり、常磐病院の外科医師に来てもらい手術を行います。

診察予定表

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医師紹介

神崎 憲雄(かんざき のりお)

1997年3月 福島県立医科大学医学部卒業
1997年5月 福島県立医科大学医学部付属病院第1外科
2003年10月 社団医療法人養生会かしま病院外科
2016年4月 ときわ会常磐病院
2019年4月 ときわ会常磐病院 副院長
  • 日本外科学会 専門医 指導医
  • 日本がん治療認定医機構 認定医
  • 日本静脈経腸栄養学会 認定医 指導医 学術評議員
  • 日本褥瘡学会 評議員