骨粗しょう症を予防するためには、食生活も大変重要です。
バランス良く、上手にカルシウムなどを摂取しましょう。
作成:公益財団法人 ときわ会 常磐病院 栄養課
参考:公益財団法人 骨粗鬆症財団 「カルシウムを多く含む食品」
骨粗しょう症治療のためには、1日800mgを目標に、カルシウム豊富な食品を欠かさず日々の食卓にとり入れましょう。
特に牛乳のカルシウムは、体内への吸収率が40%と高いため効率よくカルシウム補給できます。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、さらに骨密度を上昇させる働きがあります。魚(鮭、サンマ、サバなど)やきのこ類(きくらげ、干ししいたけなど)、卵黄、バターなどに多く含まれています。
ビタミンKは、骨の形成を促進させ、骨を丈夫に保つのに欠かせない栄養素です。
緑黄色野菜や、チーズ、ヨーグルト、納豆などの発酵食品に多く含まれています。
塩分の摂り過ぎは、カルシウムの尿への排出を活発にさせてしまいます。
レモンや酢などの酸味を活用、香味野菜を添える、だしの旨味を活かすなどの工夫で減塩を心がけましょう。
リンの摂り過ぎは、カルシウム吸収を悪くするため気を付けたいもの。
インスタント食品、ハム・ソーセージ、スナック菓子、清涼飲料水などの加工食品に、食品添加物として含まれていることが多いです。
アルコールの飲み過ぎは、カルシウム吸収を悪くし、ビタミンDの働きも抑えてしまいます。ビールなら中ビン1本、日本酒なら1合、ワインならグラス2杯程度に。